鈴木伸一選

2013年10月31日上毛新聞掲載


はちまきがちょっとみじかい秋の空
伊勢崎赤堀小5年 山岡 優花
【評】運動会での一こまをユーモラスに描きました。こんなふうに書き方をくふうしてみるのは、とても大事なこと。
秋の風やさしい風にふれる時
前橋永明小6年 高橋 舞衣
【評】秋風のやさしい肌ざわりが、よく伝わってきます。作者がやさしい心の持ち主でないと、書けない俳句でしょう。
俳句をね考えてるとき虫の声
伊勢崎赤堀東小6年 斎藤 雄大
【評】俳句が日常の中に定着していることがうかがえます。こうして書き続けていると、季節感覚も自然と磨かれます。
行ってきます玄関開けると秋の空
伊勢崎赤堀東小6年 中島 瑞樹
【評】玄関のドアを開けると、さわやかな秋空が目に飛びこんできます。きょうも楽しく学校で過ごせることでしょう。
冬のかげさらにこくなる秋の風
伊勢崎宮郷二小6年 佐藤 佑樹
【評】秋の終わりごろの、ひんやりとした風を感じます。風が吹くたびに、冬の気配が一歩ずつ近づいてくるようです。
武尊山雲でマフラーあんでいる
片品武尊根小6年 佐々木紗良
【評】冬が駆け足でやって来ます。武尊山の雲がマフラーのように見えるというところに、季節感がよく出ています。
秋晴れの空に向かってホルン吹く
前橋七中1年 栗原 正明
【評】栗原君は吹奏楽部でホルンを担当しているのでしょう。その牧歌的な音色が、秋晴れの空によく合っています。
草の実を耳につけた犬走り出す
渋川赤城北中3年 吉川  梢
【評】秋になるとさまざまな草が実を結び、犬の体に付いているのをよく見かけます。ユーモラスで印象的な情景です。
運動会終わって急に秋めいた
前橋山王小5年 新井 愛花
通学班弟見守る副班長
前橋山王小5年 浜村 瑠奈
色々な顔をしているぶどうたち
前橋総社小5年 高山 亮太
秋が来た静かになってびっくりだ
高崎乗附小5年 石原 愛菜
止まらない時間が進む秋の風
伊勢崎赤堀小5年 千本木萌香
目がさめて少し風ふく秋の朝
伊勢崎赤堀東小5年 阿部りこ菜
秋の風運動会をよんでくる
伊勢崎宮郷二小5年 木曽実友菜
はばとびでとんだ上には青い空
渋川古巻小5年 斎藤 可菜
秋の風砂をおどらせ去っていく
前橋大胡東小6年 寺師 愛莉(あかり)
秋空の下でハードル練習だ
伊勢崎赤堀東小6年 赤石 帆香
公園の遊具にとまる赤とんぼ
伊勢崎赤堀東小6年 松木田莉奈
運動会台風一過で晴れました
南牧小6年 工藤 大輝
紅葉で山全体が化粧箱
水上中1年 藤本 新奈
秋高し地球は丸いと思い直し
高崎中尾中2年 新井  翠
葉一枚二枚と散りて秋惜しむ
吉岡中2年 赤尾 美和
秋空が鏡に映る神無月
東吾妻太田中2年 荻原 莉聖
全身に秋の光を浴びる木よ
前橋五中3年 福田 智佳
秋風と追いかけっこの猫一匹
渋川赤城北中3年 狩野 圭亮