鈴木伸一選

2013年11月28日上毛新聞掲載


おちばふむくつのしたからあきのおと
前橋粕川小1年 ふえきまなか
【評】おちばをふんだときのかわいた音。秋のおわりごろのきせつかんが、足をつたわり、からだに広がってゆきます。
きものきてちょこまかあるきしちごさん
前橋山王小1年 小石せりな
【評】「ちょこまか」といういいかたがゆかいです。七五三のたのしい気ぶんを、このことばがよくあらわしています。
おひさまとげん気にあそんでゆめのなか
前橋山王小1年 ひらいじん
【評】ひるまはお日さまの下でげん気にあそび、よるになったらぐっすりねむります。なんてすてきな一日でしょう。
どんぐりがいちばんおちるこうえんだ
前橋下川淵小1年 くしぶちかいり
【評】いろんなこうえんの中で、かいりくんのあそぶこうえんが、一ばんドングリがおちるというのです。どこかなあ。
すこしずつおぼえたかん字ふえてくよ
伊勢崎赤堀東小1年 今泉しおん
【評】かん字をおぼえてゆくのって、ほんとうにたのしいことですね。これからも、一つずつおぼえてゆきましょう。
パパのかおたき火のむこうでゆれている
伊勢崎赤堀東小1年 かばさわさおり
【評】たき火のむこうのお父さんのかおは、きっとわらっているでしょう。おやこいっしょの、たのしいひとときです。
えんぴつはしんがおれるとさむくなる
高山小1年 ごとうみずき
【評】しんがぽきりとおれると、なんだかがっくりしますね。そんな気ぶんを「さむくなる」とひょうげんしたのかな。
夕方に牛に手をふる帰り道
前橋大胡小4年 大井 颯人
【評】農家で飼っている牛に手をふりながら、自分の家へ帰ります。読者ものんびりとした気分になれる下校風景です。
秋の風首にさむさをふきかける
伊勢崎赤堀東小4年 サイフルアロム
【評】秋の終わりごろの、ひんやりとした風という印象。首のまわりが寒いというところに、季節感がよく出ています。
家の中こたつがどでんとおいてある
伊勢崎赤堀東小4年 林  雪乃
【評】何と言っても、「どでん」という表現がおもしろい。おもしろいだけでなく、いかにも暖かそうな感じがします。
あかちゃんにはなしかけたらわらったよ
前橋粕川小1年 ほしのかのん
あめがやみはれたおそらにえをかきたい
前橋山王小1年 なかむらりな
さつまいももぐらみたいにみつけたよ
前橋山王小1年 にしおたけし
あきのやまいろんないろでおまつりだ
高崎馬庭小1年 よしだももか
きっちんにひろがるにおいきくの花
伊勢崎赤堀東小1年 大たかわかな
おかあさんにおこしてもらったふゆのあさ
水上小1年 うめづりく
冬がくるどんどん風がつめたいよ
前橋永明小2年 山本のぞみ
きんじょからさんまとかきと秋とどく
前橋大胡小3年 よし田みゆ
かきの実が風をこらえてしがみつく
前橋大胡東小3年 田島 侑真
冬近いかいだんのぼって雪がふる
前橋山王小3年 細野 夏輝
ながとろでふねにのったよ秋の風
伊勢崎赤堀東小3年 すとうかな
かかしさんとんぼがとまってうれしそう
伊勢崎境采女小3年 長ぬま文か
プラモデルいっぱいつくったあきのよる
富岡小3年 菅野恭一郎
めがね橋秋のにおいがきもちいい
前橋東小4年 佐藤 真晴
りんごがりばすとでんしゃでがたんごとん
前橋山王小4年 小野塚正悟
さらさらと原っぱが動く秋の風
前橋山王小4年 星野 寛人
持久走落葉追いかけ終わったよ
高崎新高尾小4年 飯塚 暖菜(かんな)
小ぎくがね大空の下でわらってる
伊勢崎赤堀東小4年 さいとうみゆう
秋風にさそわれ私も風になろ
伊勢崎赤堀東小4年 新山りりか
朝早く畑の仕事寒そうだ
伊勢崎北二小4年 本橋 風香