| 鈴木伸一選 |
2013年12月12日上毛新聞掲載
| 木のいすのかたさつめたさふゆがきた | |
| あさひ養護高等部2年 宇津木香那 | |
| 【評】いすの硬く冷たい質感を通して、冬という季節を端的にとらえました。作者の感覚のさえが、よくうかがえます。 | |
| 焼芋を二人でわけて仲直り | |
| 利根実業高2年 西潟 沙希 | |
【総評】先日、ジュニア俳壇に「はいくはね一まいかくとおもしろい 小1」という作品が投稿されました。とても素直でほほえましい俳句ですが、実は同時に、たいへん重要なことも考えさせられる内容になっています。それは何かというと、みなさんにはとにかくまず一回、俳句を「書く」経験をしてもらうことが大事であるという点です。 たとえば、俳句づくりが宿題で出されたとしても、中にはどう書いていいか分からないという人もいると思います。ただ、そういう人も、どのような俳句になってもいいですから、何とか頑張って一つ書いてみる。もちろん、家族や先生にアドバイスしてもらってもかまいません。 いずれにせよ、普段、書くことがあまり得意でない人でも、一度「書けた」という体験をすれば、その段階で一つハードルを越えたことになり、「書くこと」に少しずつ自信を持てるようになってゆきます。そうなれば、はじめに紹介した作品の通り、俳句を書くことがだんだんと面白くなってくるでしょう。 | |