鈴木伸一選

2014年2月6日上毛新聞掲載


空一面つめたい雨をふらせてる
前橋大利根小5年 渡辺  萌(めぐむ)
【評】空いっぱいに広がった重たそうな雨雲が、目に浮かんできます。雨の冷たさに、何だか気分も沈んでしまいます。
冬至の日焼きたてパンもすぐ冷える
前橋上川淵小5年 設楽 琉楓(るか)
【評】1年で最も昼間の短い冬至の日の、どこか寒々とした気分が、パンという具体的な物で、うまく描かれています。
先生の机に資料冬日和
伊勢崎赤堀小5年 千本木萌香
【評】先生の机の上には、資料がたくさん積まれているのでしょう。学校生活を通して、冬の季節感をとらえました。
書き初めのすみのにおいが教室に
伊勢崎坂東小5年 境野 未来
【評】書写の時間に、みんなで書き初めをしたのでしょう。墨のにおいが教室に満ちて、いかにもすがすがしい感じ。
スキー場上級コースをすべれたよ
伊勢崎赤堀東小6年 中山 光流
【評】一生懸命に練習したとは書いてなくとも、それは自然に分かります。何事も、努力なしには成し遂げられません。
冬の午後こたつのみかんピラミッド
前橋上川淵小5年 田村日向子
霜柱私が最初に確かめる
前橋駒形小5年 赤沢 杏奈
ハミガキの水がつめたい冬の朝
前橋山王小5年 渡辺杏芙梨(あぷり)
霜柱ふむため早く家を出る
前橋下川淵小5年 中林 愛佳
お正月周りがキラキラしているよ
前橋二之宮小5年 岩上 千夜
書き初めで最後の最後にすみたれる
沼田池田小5年 宮内 理沙
冬眠の動物たちも年をこす
沼田升形小5年 宮沢 一生
冬休みたくみの里で雪あそび
みなかみ古馬牧小5年 中沢 琴美
失敗の書き初め燃やすどんど焼き
高崎多胡小6年 白田 孝平
虎落笛(もがりぶえ)静かに孤独響かせる
高崎中尾中1年 阿久沢ひかる
お年玉すきな本を二冊買う
吉岡中1年 上原  舞
こたつにはみかんの皮と父一人
渋川中2年 設楽 啓明