佐藤清美選

2014年2月27日上毛新聞掲載


暗いのに兄の目覚まし鳴りひびく
前橋下川淵小5年 中林 愛佳
【評】まだ暗いのに、お兄さんの目覚まし時計が鳴り響きます。一緒に起こされてしまうけれど、お兄さんも大変です。
鼻づまりとつぜん春をしらせるよ
高崎馬庭小5年 木村 拓馬
【評】花粉症は最近の、春を代表するものでしょう。とつぜんの鼻づまりが、春のお知らせ。ちょっとうれしくない春。
晴れの日のリフトで見える山々が
片品武尊根小5年 星野 鈴佳
【評】晴れの日であれば、遠くの山々も美しい姿を見せてくれます。リフトに乗って山々をながめるのは楽しそうです。
一声で一つのふだにあつまる手
前橋永明小6年 今井 未侑
【評】「一声で一つのふだ」という表現が上手だと思います。かるたで1つの札に手が集中する様子が想像できます。
出られないこたつが足をおさえてくる
前橋大室小6年 牛久保美夢
【評】こたつから出られないのは、こたつが足を押さえてくるから。こたつが放してくれないという、面白い理由です。
雪道につけたくないな足跡を
甘楽福島小6年 三浦 玲央
【評】雪が降って、まだ誰も歩いていない純白の道。作者は足跡をつけたくないと言います。美しく清浄なままに。
新春や前向き発言努力する
渋川中2年 山口あすか
【評】新春は新年のこと。新年に誓い、自分だからこそできることがあると、前向きな言葉を発言していきましょう。
猫がいるあそこはきっとあたたかい
渋川赤城南中3年 津久井聡美
【評】作者からは少し遠い位置にいるネコ。暖かい場所にいるネコと、そうではない場所にいる作者との、心の距離感。
おばあちゃんみかんを食べて笑顔満きつ
前橋大利根小5年 安西 美優
月あかりたよりに歩く冬の道
前橋上川淵小5年 斉藤 紫音
さむいけど朝おきないとあそべない
前橋二之宮小5年 田中 陸斗
大みそか自分の体にありがとう
前橋宮城小5年 佐藤  楓
としあけて全力でいく五年生
伊勢崎境島小5年 橋本 浩武
初もうではつのおねがいなににする
伊勢崎坂東小5年 落合 愛名
においかぐ季節知らせるふきのとう
沼田池田小5年 松井杏優菜
春の芽がゆっくり身支度始めてる
渋川古巻小5年 中沢 壮吾
かるたとり相手をにらみ札にらみ
片品南小5年 星野 好成
しもばしらふんだ後はくつ重い
前橋永明小6年 山本  楓
始業日にいつもの朝がもどったよ
前橋細井小6年 生方 千尋
高崎市雪はふらずにからっ風
高崎多胡小6年 斉藤 勇作
除夜のかねねむけとたたかい全部聞く
高崎箕輪小6年 高橋  慶
白い道まぶしい光キラキラと
沼田白沢小6年 小林 成実
たたいたよみんなでたいこ道祖神
藤岡美土里小6年 田中 秀章
ポケットがかじかんだ手を温める
下仁田小6年 赤岡 未来
かぜはやる紅茶うがいがはやる時期
南牧小6年 青木 椋央
帰り道風が変ぼういじめっ子
伊勢崎境北中1年 遠藤 美雪
かみを切り首筋寒い新学期
下仁田中1年 黒沢 優斗
朝食に三日連続おせち出る
吉岡中2年 相沢 匡紀
年賀状言葉と笑顔の届け物
玉村南中2年 新井友紀乃
雪降れと願ったよくじつ洗濯日和
高崎高南中3年 登山 瑠美
ボールペン赤が売り切れ睦月かな
東吾妻太田中3年 剣持 真琳
霜柱犬に先をこされてる
東吾妻太田中3年 寺嶋 純伶