鈴木伸一選

2014年3月20日上毛新聞掲載


声だすと体があったか風光る
伊勢崎赤堀小5年 石川 礼菜
【評】おなかの底から声を出すと、たしかに体がぽかぽかとしてきますね。「風光る」という春の季語も効いています。
先生がいそがしそうだ春の風
伊勢崎赤堀小5年 原  菜月
【評】先生は一日中、本当に忙しいのです。そんな様子を見て、先生がんばって、と心の中で応援している原さんです。
雪景色みんながポカンとながめてる
伊勢崎北二小5年 萩原 百香
【評】先日の大雪のときのことでしょうが、あれだけ降ると、本当にどうしたらいいのか分からなくなってしまいます。
春がきたまた一年を歩んでく
伊勢崎宮郷二小5年 羽鳥 心優
【評】「また」の一語に、しっかり歩んでゆこうという決意がうかがえます。6年生になるのだから、なおさらですね。
雪が降り短歌も俳句も白くなる
東吾妻太田中2年 佐藤  翔
【評】大雪が降れば、どうしてもそれを詠むことが多くなります。短歌も俳句も、雪の作品ばかり。まさに白一色です。
水たまり今日の私を見つけたよ
東吾妻太田中2年 松本 一紗
【評】人間だれしも、日々さまざまな思いにとらわれます。水たまりに映ったきょうの作者は、どんな表情でしょうか。
大雪でみんなつかれた顔をする
前橋山王小5年 榎本 有希
たくさんの俳句を見てる春の雪
伊勢崎赤堀小5年 千本木萌香
長なわでまた2位だった春の朝
伊勢崎赤堀小5年 山岡 優花
カレンダーのねこがかわいい冬日和
伊勢崎赤堀小5年 渡辺 結南
空見あげあたたかい風春の朝
伊勢崎北二小5年 清水 風花
せっかちななの花一輪道ばたに
伊勢崎境采女小5年 深町 実李
春よこいサッカーボールがよんでいる
沼田升形小5年 宮沢 一生
あったかい家族集まる冬の家
前橋細井小6年 内田 実希
学校にさよならつげる春がくる
東吾妻太田小6年 入江 虹架
天を押し上げて春の空ときりかえる
前橋南橘中1年 斉藤 優維
テストの日いつもとちがうみんなの目
渋川中2年 大村なつみ
木々達に明るさ戻る弥生かな
東吾妻太田中2年 金井 麻由
亡き犬の声がききたい弥生かな
東吾妻太田中2年 斎藤  彩
黒板が「まとめ」の文字で埋まってる
東吾妻太田中2年 水出 亜友