鈴木伸一選

2014年4月17日上毛新聞掲載


雨ふったそのつぎはるがひろがった
前橋大胡小1年 いだせりな
【評】雨がふるたびにあたたかくなり、春がひろがってゆくようにおもわれます。きせつかんをすなおにとらえました。
なわとびでかぜをだしてねはるをよぶ
前橋山王小1年 す田ゆりあ
【評】なわとびをびゅんびゅんまわすと、かぜがおこります。そのかぜで春をよんでいるとかんがえたのがいいですね。
はるがきてさむさもだんだんとけていく
前橋山王小1年 たむらともか
【評】雪やこおりのように、さむさもとけてゆくというのです。この言いかたに、春がきたよろこびがよく出ています。
ひなまつりひな人形としゃしんとる
伊勢崎宮郷二小2年 うらべけいか
【評】ひな人形とならんで記念写真をとりました。ひなまつりの日ならではのはずんだ気分が、よくつたわってきます。
ゆきかきをしてたらはるが出てきたよ
片品小2年 千明美於子
【評】せっせと雪かきをしていたら、地面があらわれたのでしょう。黒々とした土の色は、たしかに春を感じさせます。
まねきねこおいでおいでと春をよぶ
前橋永明小3年 しみずゆい
【評】まねき猫の愛らしいすがたがぱっと目にうかぶ、楽しい俳句。春もひょいひょいとやって来そうな気がしますね。
さかみちを春の風がかけぬける
前橋大胡小3年 小松わかな
【評】春風を人間のように表現したのがいいですね。ちょっとむずかしいですが、こういう書き方を擬人法(ぎじんほう)と言います。
春の空大けやきの上で笑ってる
前橋大胡小4年 武江 芽衣
【評】校庭に立つ大ケヤキの上の、大きな春の空。どちらもゆったりと、おだやかに笑っているような感じがしますね。
北風の口笛大きくなりひびく
伊勢崎赤堀東小4年 根井 茉那
【評】北風が強くふくと、ひゅうひゅうと口笛みたいな音がします。思わずふるえてしまうような、つめたい口笛です。
春の昼大そうじした四年も終わり
伊勢崎赤堀南小4年 神沢明日香
【評】教室の大そうじをして、4年生としての生活を終えます。ほっとするとともに、5年生への期待もふくらみます。
かぜふいてまわりはだれもいなかった
前橋山王小1年 ありさか大すけ
はるがくるドアをあけたらまぶしいな
前橋山王小1年 中村 りな
はるがきてくるまのなかもあったかい
前橋山王小1年 はし本ゆいか
がっこうはげんきにくればたのしいよ
前橋二之宮小1年 こぐれかいせい
うめの木のつぼみがきゅーっとうずくまる
前橋粕川小2年 いたがきこはる
風の中たくさんあそんだ公園で
前橋下川淵小2年 せき口りゅうと
さくらの木一年生をまっていた
前橋二之宮小2年 沢田 妃菜
あったかい上ぎをぬいでさああそぼう
前橋元総社北小2年 栗原 真歩
はるのそらかがやくみちをあるくんだ
伊勢崎宮郷二小2年 いちはしまいか
はる休みこうしゃかいたいさみしいな
中之条小2年 さとうあい
ゆきがとけみんなで外であそぼうよ
片品小2年 か野 智羽
ながなわの練習してたら風ふいた
前橋大胡小3年 小林みゆう
ほらここも私のくつした春がきた
前橋大胡東小3年 飯塚 菜帆
すくすくとお花がさくよ春休み
前橋桃瀬小3年 黒木 音々
妹と春をかんじる通学路
伊勢崎赤堀東小3年 キクチアレクサンドラ
たんぽぽがわたしの顔をのぞいてる
伊勢崎赤堀東小3年 千葉 愛理
ももの花登校中に見つけたよ
伊勢崎境東小3年 広瀬 美羽
豆まいてテレビの下におちていた
太田藪塚本町小3年 菊池 花夏
ブランコが私を乗せて飛んでいる
前橋大胡小4年 金井 りな
おおけやき笑顔のみんなに囲まれる
前橋大胡小4年 前原 百花
春近しげた箱の中に花びら一つ
伊勢崎赤堀南小4年 松村 侑奈
                (学校・学年は投稿時のものです)