佐藤清美選

2014年4月10日上毛新聞掲載


のぼり棒のぼってみつけたつぼみ達
前橋山王小5年 上村 考輝
【評】それは、のぼり棒にのぼってみなければ、みつけられなかったつぼみだったのでしょう。高い枝の先の春ですね。
ゆきだるまわたしの手ぶくろはいどうぞ
伊勢崎北二小5年 岩崎 桃子
【評】雪だるまに「はいどうぞ」と手ぶくろをさりげなくさし出す様子に、雪だるまはお友達なのだなと感じました。
窓開ける新しい風と梅香る
高崎中尾中1年 矢野  輝
【評】窓を開ければ、外には新しい季節の風が吹いています。新しい風と梅の芳香をかげば、やる気も湧きます。
雪の道自転車の跡交差して
伊勢崎境北中1年 遠藤 美雪
【評】雪道をゆく自転車の跡。交差するタイヤの跡は、思いがけない雪道の美しい模様に見えたのかもしれません。
外出れば春のにおいが僕包む
東吾妻太田中1年 寺島 楽翔
【評】外はもう春のすてきな匂いが充満しているのでしょう。外に出れば春の匂いに包まれ、幸せな気持ちになります。
上ばきの中にはりつく如月よ
東吾妻太田中2年 松本 一紗
【評】「上ばきの中にはりつく如月」とは上ばきの中に如月の冷たさがはりついているということ。省略が効いています。
昼になり寒い時間をわすれてる
前橋大利根小5年 高橋 茜音
木の枝も雪を背に乗せ太ってる
前橋桂萱小5年 設楽 篤史
卒業生夢見るように旅立つよ
前橋上川淵小5年 池照 永遠
雪の日はくつ下だらけせんたく機
前橋上川淵小5年 谷川 小雪
弟の手を引く私は班長だ
前橋山王小5年 浜村 瑠奈
大雪でどうろもにわもきえちゃった
前橋総社小5年 永井 大貴
青い空君の笑顔と卒業式
前橋総社小5年 茂木 寧音
桜の木えだにはまるいかわいいつぼみ
前橋二之宮小5年 小原 ゆか
つららがねスポイトみたいに水おとす
沼田升形小5年 宮沢 一生
一日で梅のつぼみがふえている
渋川古巻小5年 斎藤 可菜
ふみしめて雪が凍った日かげ道
渋川古巻小5年 中沢 壮吾
冬の朝毎日道路を確かめる
片品南小5年 吉田 結里
新聞に春を教わる早桜
前橋南橘中1年 斉藤 優維
明け方に紅白の梅が照らす道
高崎中尾中1年 吉田 悠杜
雪がふりたのしい雪がつらい雪
下仁田中1年 橋 英里奈
梅の香の漂う軒に光さす
渋川中2年 福島可絵奈
               (学校・学年は投稿時のものです)