鈴木伸一選

2014年4月17日上毛新聞掲載


桜の木四方八方桜さく
前橋荒牧小5年 小池 一樹
【評】たくさんの桜が、いっせいに満開になりました。どこを見ても桜の花という感じを、「四方八方」でうまく表現。
新旧の桜ふぶきがきれいだな
前橋原小5年 安井  怜
【評】「新旧」とは、比較的新しく植えられた木と古木ということでしょうか。どちらの桜も、見事な花吹雪なのです。
俳句帳1さつ終わった春の風
伊勢崎赤堀小5年 原  菜月
【評】日常生活の中に俳句が定着しているのがいいですね。どんどん書けば、どんどんじょうずになってゆきますよ。
風光りボートをこぐ手あせをかく
伊勢崎赤堀東小5年 滝沢 彩音
【評】春とはいえ、気温が上がると汗ばむくらいのときがあります。ボートをこげば、なおさら暑かったことでしょう。
洗い物手にひんやりと春の朝
太田世良田小5年 正田 莉央
【評】洗い物は衣類などにも食器などにも言いますが、どちらにしても、「ひんやり」が効果的。生活実感があります。
公園の地面ふわふわ桜色
前橋下川淵小6年 中林 愛佳
【評】公園の地面いっぱいに、桜の花びらが散り敷いているのでしょう。踏むのがもったいないくらいの美しさです。
桜咲き悲しいような嬉しいような
高崎中尾中2年 飯塚 千尋
【評】桜の花は、私たちにさまざまな思いをいだかせます。悲しさとうれしさは、1枚のカードの裏表なのでしょうね。
「頑張れ」と桜の花びら肩にのる
渋川中2年 比留間郁己
【評】いよいよ作者は最上級生。緊張感も不安感もあると思いますが、桜の花びらに力をもらって前へ進みましょう。
犬たちが最初にかぐよ春の風
前橋東小5年 松村 拓篤
春の道そよ風ふけば花のうた
前橋荒牧小5年 小沢 綾乃
桜はね一年頑張り満開に
前橋大胡東小5年 飯塚 涼介
はずむ声心の中に花がさく
前橋原小5年 村山みなみ
ストローが飛び出ているよ風光る
伊勢崎赤堀小5年 林 愛菜
体育館雨が降る音冬の暮
伊勢崎赤堀小5年 山岡 優花
下校中春風ふいたら走り出す
伊勢崎赤堀東小5年 井塚 希美
弟の寝顔を見ればぼくもねむる
渋川中郷小5年 片野 誠夢(まなむ)
音立ててにっこりわらう春の風
藤岡二小5年 細谷 悠衣
春あらしどこか機げんが悪そうだ
渋川古巻小6年 中沢 壮吾
剣道の1本決めて桜見る
前橋南橘中1年 斉藤 優維
仄明るい雪の世界に時は無い
伊勢崎境北中1年 遠藤 美雪
春炬燵猫も最近入らない
高崎中尾中2年 土屋 杏奈
進級し新たな扉を開く春
渋川中2年 石坂 香音
               (学校・学年は投稿時のものです)