佐藤清美選

2014年4月24日上毛新聞掲載


青空が私のせなかをひからせる
前橋大胡小5年 北爪笑美菜
【評】青空が光っているので、青空を感じている自分の背中も光っている気分。空に後押しされて、何でもできそうです。
友達と今日を復習帰り道
前橋桂萱小5年 女屋桃々花
【評】友達との帰り道。「今日を復習」とは勉強のことだけではなく、今日一日を友達とふりかえっているのです。
桜さく年に一度のてんらん会
みどり笠懸小5年 斎藤 京佑
【評】桜の咲き誇る姿は、絵画のようです。年に一度しかない、桜の展覧会。じっくり鑑賞して、心に残せたでしょうか。
慣れないな一人だけの通学路
前橋細井小6年 内田 実希
【評】毎日登校班で通っていたのが、進学により一人だけの通学路になる。一人だから見つけられるものもあります。
ビュウビュウと試練混じりの春一番
高崎中尾中1年 高橋  匠
【評】強風の春一番。ビュウビュウと吹く風は、確かに試練と言ってもいいかもしれません。試練に耐えながらも前へ。
春の風僕とかばんをゆらしてく
東吾妻太田中2年 湯浅  陸
【評】自分とかばんがゆれるくらいなら、春風は少し強く吹いているのでしょう。春風は、作者の心もゆらしているはず。
百合一輪小さくかがやくかたすみに
前橋東小5年 内山 史野
生き物は春の準備でいそがしい
前橋永明小5年 下境  亮
冬の空雲はほとんどないんだね
前橋大利根小5年 水口 美紅
ようせいがはねてるような雨の音
前橋上川淵小5年 長谷川加穂
げんかんのもものつぼみが開いてる
前橋山王小5年 高橋 秋音
春が来た野球の試合たのしみだ
前橋桃瀬小5年 小関 咲陽
ケヤキの木さわっていたらほっとする
沼田升形小5年 宮沢 一生
冬の庭ぴらかんさの実まっかだな
中之条小5年 中島 百恵
通学路六人そろって笑ってる
片品武尊根小5年 星野 鈴佳
ランドセルせ中ではねてる妹笑顔
片品南小5年 佐藤 円香
雪が降り楽しかったのはその日だけ
高崎多胡小6年 加部 千尋
春の風ぼくの鼻には赤信号
高崎多胡小6年 斉藤 勇作
日を浴びる仔猫のんびり寝返るよ
水上小6年 伊尾木沙都
窓の外少しばかりの雪残り
渋川小野上中1年 小野 玲奈
パソコンの画面が明るい春の朝
赤城養護小児医療センター分校中1年 高橋 空
かぜひいて休んでいても友思う
下仁田中1年 小林明日香
グラウンド冬の足跡消えてゆく
東吾妻太田中1年 冨沢 颯也
残雪の中に投げ込むテストたち
高崎中尾中2年 成瀬 彩子
ひなまつりなんだか父が寂しそう
渋川中2年 石田 汐音
雨降って赤いポストが独りぼっち
渋川赤城南中2年 竹之内将太
春風や高校課題と見つめ合う
前橋五中3年 福田 智佳
                (学校・学年は投稿時のものです)