佐藤清美選

2014年7月3日上毛新聞掲載


五月晴れ見上げるぼくの顔も晴れ
高崎片岡小5年 前田  颯
【評】五月晴れのすがすがしい空を見上げれば、自然と自分の顔も晴れ晴れと笑顔になります。気持ちのよい俳句です。
テレビみて海がこいしい初夏の日や
伊勢崎赤堀南小5年 橋本 和志
【評】テレビに映っている海の景色。海から遠い群馬であればなおさら、海が恋しく、海に行きたくなる初夏の日です。
初めての田植えで作るお友達
渋川中郷小5年 片野 誠夢
【評】初めて会う人たちと、初めての田植えをしたのでしょう。お友達もできて、楽しい田植えだったのだと思います。
大風で木と木が手を取り体操だ
前橋大胡東小6年 田部井恵介
【評】大風が吹くと木の枝が風に押され、となりの枝と手を取り合っているように見えます。体操の例えは面白いです。
かぎわすれとかげといっしょひと休み
高崎多胡小6年 土谷 祐人
【評】昼間、カギを持って出るのをわすれ、家の人が帰ってくるまで中に入れない。トカゲといっしょなら楽しいです。
かさをさす雨でも晴れでもハナミズキ
渋川中1年 後藤 大斗
【評】雨でも晴れでも、傘をさしているように見えるハナミズキ。ハナミズキの花の形は傘のようにも見えますね。
薫風に旅への思いつのらせる
甘楽二中3年 久保智衣里
【評】青葉の香りを乗せて吹く、薫風。薫風に誘われる旅ならば、高原や山でしょうか。旅への思いを募らせる風です。
新緑の木々にかこまれ登下校
前橋荒牧小5年 守屋真せい
まったりとねこになりたい土日かな
前橋岩神小5年 木村 愛花
初夏の風私のぼうしを飛ばしちゃう
高崎馬庭小5年 中村 茉莉
屋根のないバスに乗ったら空近い
伊勢崎赤堀東小5年 松本 知佳
夏祭り好きなものがいっぱいだ
南牧小5年 土屋 侑加
さくらんぼ真っ赤なお顔てれてるの
中之条小5年 田中 理彩
ふうりんの音色が風にながされて
玉村南小5年 近藤 巧望
明月院竹林のびのび育ってる
前橋桂萱小6年 広川桂一郎
くもの巣で遠くに行けない綿毛かな
前橋駒形小6年 赤沢 杏奈
雨の日もつばめはどうどうととんでいる
前橋滝窪小金丸分校6年 室田 雄紀
もうすぐだキュウリのおいしい季節になる
前橋細井小6年 岩崎 真優
夕日がね水田の中にすいこまれ
前橋宮城小6年 佐藤  楓
分担でプール清掃雲の峰
伊勢崎赤堀小6年 須藤 咲帆
ふるさとにまいちるさくらひらひらと
富岡額部小6年 石倉 佳歩
湖で若葉のような笑みこぼれ
伊勢崎宮郷中1年 石原 未結
雨が降り葉の音楽をみな楽しむ
渋川小野上中1年 佐藤  栞
蛍見に祖父母の家を訪ねゆく
玉村南中1年 斎藤 貴子
バラ園で母へのおみやげかすみ草
前橋南橘中2年 斉藤 優維
夕暮れにどこで鳴いてる雨蛙
神流中里中2年 香西 浩樹
一直線光が射して夏の朝
水上中2年 鈴木るうか
菜の花の黄色に心が揺れている
高崎中尾中3年 森田 大輝
草むしり上手くぬいても根が残る
渋川赤城南中3年 都丸 和真