鈴木伸一選

2014年9月4日上毛新聞掲載


ひまわりの身長ぐんぐんのびていく
前橋岩神小5年 北川 千夏
【評】ぐんぐんと成長してゆくヒマワリに、北川さん自身の姿が重なって見えてきます。伸びやかな表現がいいですね。
せんぷう機今日も休まず回っている
前橋岩神小5年 戸神 利優(まさひろ)
【評】扇風機が休まず回っているということは、きょうもまた暑い日だということです。それを端的に表現しました。
水族館やっと行けたよ夏休み
藤岡二小5年 細谷 悠衣
【評】楽しみにしていた水族館見学に、やっと行くことができました。うれしい気持ちが、素直にあらわれています。
太陽のまぶしさ返す水しぶき
榛東南小6年 高橋 実穂
【評】プールかな。水遊びをしているところかな。水しぶきに日の光が反射するのを、「返す」でうまく表現しました。
大会後静まり返る夏の水
伊勢崎宮郷中3年 恵土 大輝
【評】「夏の水」はプールと、また、作者は水泳部で夏の大会に出場したと解釈しました。3年生には最後の大会です。
三千院夏の暑さを消した庭
榛東中3年 斎藤 優花
【評】三千院は、京都の北東山中の大原の里にあります。こけむした庭を見ていると、夏でも涼しく感じられるようです。
空の下いくつも並ぶ瓦屋根
榛東中3年 田口 真衣
【評】京都の歴史ある家並みが思い浮かびます。修学旅行俳句は類似作品が多いのですが、これは視点を変えて成功。
楽しいなプールでおよぐ毎日が
前橋岩神小5年 荒井 陽介
せんぷうき豊かな風がいい気持ち
前橋岩神小5年 高田 悠生
花までの道は遠いかかたつむり
前橋岩神小5年 船津野々夏
勉強や休み半分せみも鳴く
前橋駒形小5年 関口  凜
お父さん田植えおわってひと休み
前橋山王小5年 南雲 将徳(まさのり)
夏の夕へびが歩道を横断中
伊勢崎赤堀南小5年 松島 汰智
ベランダにセミとびこんでないている
藤岡二小5年 細谷 悠太
シラサギが伸びた稲から顔を出す
前橋下川淵小6年 中林 愛佳
感想文思いどおりに書けた夏
渋川古巻小6年 斎藤 可菜
お日さまの甘みはじけるプチトマト
榛東南小6年 岩崎 真大(まひろ)
セミの声宿題いそげと鳴いている
榛東南小6年 亀井 大貴
メロン食べ川を見ながら冷たいな
中之条小6年 田辺 麗真(らいま)
月下美人月という名の探し物
前橋七中2年 栗原 正明
空の海泳ぐ綿雲夏が来た
伊勢崎宮郷中3年 横堀 真由
耳すます風がささやく竹の声
榛東中3年 安藤 仁美
東大寺近づくごとに鹿増える
榛東中3年 葛西 優花