佐藤清美選

2014年11月20日上毛新聞掲載


目と口の付いたかぼちゃに後ずさり
高崎馬庭小5年 小暮 七海
【評】最近はハロウィーンのお祭りも知られてきましたが、目と口が付いた飾りのカボチャには、びっくりするかも。
まんげつのかけるところを一人まつ
伊勢崎あずま小5年 鈴木 陽向
【評】十月にあった皆既月食のことでしょう。欠けてゆくところを一人で待つ作者。自然と対話する時間だったでしょう。
秋雨にぬれつつサルビア会話する
渋川中郷小5年 片野 誠夢
【評】冷たい秋雨にぬれながらも、目にもあざやかなサルビアの赤い花たちは、楽しいお話をしているように思えます。
秋の池コイが集まり合唱だ
藤岡二小5年 細谷 悠衣
【評】コイがえさをもとめて口をパクパク開けているすがたは、合唱しているよう。紅葉も散る秋の池はにぎやかです。
台風がやむまで部屋でかくれんぼ
高崎城山小6年 竹内 咲羽
【評】外に出るのが危険な台風の日は、かくれんぼなど、子どもたちは室内で工夫をこらして過ごしていたのでしょう。
おとまり会ずっときこえる友の声
甘楽福島小6年 小金沢萌花
【評】もうみんなふとんの中に入っているおとまり会の夜。うれしくてずっとしゃべっているお友達の声も、思い出です。
梨の木が近くにたくさん父の家
渋川中1年 山ケ鼻愛美
【評】お父さんの実家の近所には梨農家さんがいるのでしょう。ナシを頬張る子どものころのお父さんが想像されます。
あるだけで部屋も色づく林檎かな
甘楽一中3年 久保真梨子
【評】赤いリンゴは、あるだけで部屋も明るく色づくよう。それは、心にもリンゴの美しさが色づいているからです。
おちてくるもみじが星のようでした
前橋荒子小5年 市根井美海
なべりょうりまわりでみんながわらってる
前橋永明小5年 今井  海
持久走走るがんばるたおれずに
前橋原小5年 金田 亮平
田んぼにねクラスのかかし並んだよ
高崎新高尾小5年 飯塚 暖菜
つなひきがおわったあとのめしうまい
高崎多胡小5年 平野 陽大
みんなでねいっぱい引くよ綱引きだ
沼田池田小5年 斎藤 修真
彼岸花切ったら真っ赤な血が出そう
前橋大胡東小6年 田部井恵介
運動会はしってころんでゆうしょうだ
前橋粕川小6年 真下 鈴菜
台風が待っててくれたマーチング
前橋駒形小6年 赤沢 杏奈
花火より屋台が気になる弟達
前橋駒形小6年 岩野 由依
台風で子供は窓に釘付けだ
前橋山王小6年 上村 考輝
手をつなぐ銀杏並木の散歩道
伊勢崎宮郷二小6年 内山かな海
ハードルを元気に飛べば空の中
渋川古巻小6年 斎藤 可菜
土の中綱引きしているさつまいも
渋川古巻小6年 中沢 壮吾
秋の空力をくれる青空だ
榛東南小6年 永島順平太
三色のはちまきなびく徒競走
吉岡明治小6年 佐藤 未夏
運動会もみじが入ったお弁当
南牧小6年 小須田颯翔
帰り道田んぼの稲が波の音
伊勢崎宮郷中1年 石原 立大
家の裏啄木鳥トントン木をたたく
渋川赤城南中1年 狩野 和馬
さつまいも焼いて秋を身近にす
吉岡中1年 割田  羽
すすきの穂優しくなでる青い空
東吾妻岩島中1年 水出 知佳
山々のほつほつ色づく紅葉かな
水上中1年 小林龍太郎
秋のにおいやさしい風がはこんでくれる
上野中2年 今井 綾乃
秋晴れに皆で集まり影遊び
甘楽二中3年 橋本 望紅