鈴木伸一選

2014年11月27日上毛新聞掲載


帰り道海に夕日が消えてゆく
前橋白川小6年 川嶋 涼太
【評】海に沈む夕日で、旅の終わりのさびしさを描きました。修学旅行の俳句のようですが、発想に独自性があります。
風の音笑ってるよう秋の声
伊勢崎宮郷二小6年 福島 凜音
【評】風の音が笑い声のように聞こえたのは、福島さん自身が楽しい気分だったから。読者も、一緒に楽しくなります。
高校へ思いをはせて落ち葉ふむ
東吾妻岩島中3年 上原 尚樹
【評】落ち葉を踏みしめつつ、高校のことをいろいろと考えます。夢の実現のために、一歩一歩進んで行ってください。
ダムの底沈むふるさと秋模様
長野原東中3年 篠原柚里奈
【評】八ツ場ダムが完成すると、湖底に沈むことになるふるさと。美しい秋の景色を、複雑な思いで見ている作者です。
落葉道朝日をあびて黄金色
高崎新高尾小5年 飯塚 暖菜(かんな)
目をこすり見あげる空にいちょうの葉
伊勢崎赤堀東小5年 中島ありさ
ささくれができてきたころさむいかぜ
伊勢崎あずま小5年 中島 大貴
秋さびし遠くの山を見ていると
伊勢崎宮郷二小5年 浜島菜々子
ゆっくりとコスモスゆれる日曜日
沼田池田小5年 阿部 来夢
通学路あっちこっちでおちばが走る
片品南小5年 星野 伶実
秋空を心の絵の具でかいてゆく
伊勢崎宮郷二小6年 鳥井ほのか
澄んだ空空のはてまで見えそうだ
榛東北小6年 鈴木 遼也
吾妻線見送る様にススキゆれ
東吾妻岩島中2年 小池 直大
十六夜の空は明るし影暗し
中之条六合中3年 霜田 樹(たつき)
一号橋左右で見えるもみじかな
長野原東中3年 樋田 優音