佐藤清美選

2014年12月18日上毛新聞掲載


音楽会きんちょうの火がもえていた
前橋朝倉小5年 倉林 由侑
【評】音楽会で舞台に立つのは、とてもきんちょうしたと思います。「きんちょうの火」で心の温度が伝わってきます。
木の実ごま落ちるとカンと音を出す
藤岡美土里小5年 桜井 一颯
【評】台の上で木の実ごまを回しているのでしょう。台から落ちたこまの「カン」という音、実際に聞いてみたい音です。
高い空残った柿の実鳥が食べ
前橋大胡東小6年 田部井恵介
【評】木の高い所のカキは、鳥のために残しておいたりします。カキの木の高さから、空の高さまでを描いたのがいい。
ハロウィンが終わっておかしあまってる
伊勢崎宮郷二小6年 石黒 創也
【評】ハロウィーンで子どもたちに配られたおかし。行事が終わって残ったおかしのゆくえは、ものすごく気になります。
風ふいてきんもくせいにみんな来る
東吾妻太田小6年 冨沢 庸介
【評】風にのってくるキンモクセイの香り。いいにおいなので、香るとどこで咲いているのかと、探したくなります。
舞台上照明まぶしく歌声まぶしく
伊勢崎宮郷中1年 桜井 拓斗
【評】合唱で舞台に立ち、照明のまぶしさと同じくらいに、歌声もまぶしかったなら、大成功の合唱だったでしょう。
隙間風一人になるといつも来る
渋川赤城南中3年 池田奈菜子
【評】本当は隙間風はいつも吹いているのですが、1人になると途端に、孤独とともにその寒さに気付かされるのです。
りんごのね季節が終わるとこいしくなる
前橋荒子小5年 額田 千里
イチョウの木まわりを黄色くそめちゃうよ
前橋駒形小5年 吉田 侑衣
鰯雲小さな雲が集まって
伊勢崎赤堀南小5年 松井 彩人
秋の朝今日も1日始まった
伊勢崎あずま小5年 滝沢菜々美
かき食べて山を見上げて同じ色
沼田池田小5年 小田島優太
弓矢飛ぶ狙った先はくもりの日
渋川中郷小5年 片野 誠夢
外掘でカモも紅葉楽しむよ
前橋駒形小6年 赤沢 杏奈
秋風が導く先は円覚寺
前橋白川小6年 塩原  弾
絵にしたい思い出いっぱい体育館
前橋細井小6年 津久井日翔
「ただいま」と秋の香りがお出むかえ
前橋宮城小6年 佐藤  楓
食卓が秋刀魚一つできらきらと
伊勢崎宮郷二小6年 富岡 若那
衿たてて校門いそぐ冬の朝
太田世良田小6年 正田 莉央
秋の空明日に向かってリフティング
沼田升形小6年 宮沢 一生
こみちへとすすむともみじあかいみち
富岡額部小6年 石倉 佳歩
秋風に葉っぱがふわり空を飛ぶ
片品武尊根小6年 星野 鈴佳
秋の山赤く染まって光りけり
渋川中1年 後藤 大斗
全校で紅葉見つつ山登り
長野原東中1年 霜田 礼唯
君想う心と似ている11月の朝焼け
前橋南橘中2年 斉藤 優維
紅葉狩り僕の瞳は赤い海
下仁田中2年 森下  竣
曇り空秋に染まった山かくす
甘楽二中3年 有井 佑介
軽やかなステップ落ち葉の舞踏会
中之条六合中3年 山本ゆう子
山の木々断髪式を始めます
東吾妻岩島中3年 小池 永遠
ゆく秋の視界いっぱい星の海
東吾妻岩島中3年 冨沢 愛莉