佐藤清美選

2015年1月22日上毛新聞掲載


冬の風ピューと冷たい天の息
前橋大室小5年 福島 慧音
【評】「冬の風」と「冷たい」が季重なりなのですが、冬の風を「天の息」ととらえた感覚がいい。天の息を肌で感じます。
落ち葉達進んで止まってサイコロだ
前橋山王小5年 小暮 結希
【評】地面に落ちている葉は、風に吹かれてころころと、進んだり止まったり。まるで振られたサイコロのようですね。
からっ風毎年くる群馬の風
高崎六郷小5年 辻  昌崇
【評】からっ風は、確かに群馬の風。毎年冬になるとやってきて、吹き荒れる風。からっ風とともに暮らす冬の日々です。
つるされて食べ物達も冬支度
沼田池田小5年 牧野 拓実
【評】軒下につるされているカキやダイコンなど、冬の間でも食べられるように干されている光景には風情があります。
からっ風母さんの手カサカサだ
高崎城山小6年 佐藤 拓己
【評】からっ風の吹く季節は肌が乾燥して、手もカサカサに。お母さんの荒れた手は、仕事をしてくれている手ですね。
かえりみちさむいんだけど走ってく
富岡額部小6年 阿久沢臣斗
【評】寒い帰りの道。冷たい風の中を走るのはつらいけれど、走りだせば体も温かくなり、ぽかぽかしてくるのでしょう。
凩が道の真ん中で歌いだす
高崎中尾中2年 平塚 直希
【評】道の真ん中で、急に木枯らしが吹き出したのでしょう。まるで木枯らしのオンステージを聞いているかのよう。
雪の上足あと最初につけたいな
前橋東小5年 柏木 咲栄
雪だるまおなじせたけでならんでる
前橋荒牧小5年 養田彩由香
あるあさはそとはいちめんきりだらけ
前橋駒形小5年 吉沢 颯翼
さむくなりねこもこたつにはいりたい
前橋滝窪小金丸分校5年 高橋 莉愛
大みそかみんなテレビに集まるよ
前橋元総社南小5年 村上 未空
りんごがりいっぱいとれたまず試食
高崎入野小5年 飯塚 美穂
もみじがね走った後のほっぺみたい
高崎片岡小5年 前田  颯
家族はねお鍋みたいな温かさ
高崎北部小5年 矢島 康成
紅葉でニュースがうるさい一日だ
太田藪塚本町小5年 小林  響
夕食を考え中に鰯雲
館林三小5年 有川  葵
朝おきて窓からの風はだ寒い
前橋原小6年 須藤 ゆい
朝起きて毛布を一度かけなおす
前橋細井小6年 金子 百花
サッカーで僕と走った冬の風
高崎多胡小6年 大類 龍雅
がんばれとマラソンの空ひびいてる
伊勢崎宮郷二小6年 中矢 里咲
冬のよるドアをあけたら風の音
榛東北小6年 一倉  翔
秋の空いっぱい遊んだグラウンド
南牧小6年 石井 一冴
文化祭色とりどりの音の花
中之条六合小6年 黒岩 登夢
冬の月星をしたがえ輝くよ
水上小6年 田村  萌
鍋一つ家族で囲み冬過ごす
渋川中1年 岸  千尋
赤緑信号機たちもクリスマス
甘楽二中2年 斎藤 桃果
雪の朝光を浴びて木も光る
東吾妻岩島中2年 竹渕 もも