鈴木伸一選

2015年2月5日上毛新聞掲載


雲たちも年こし準備だ大急ぎ
前橋大胡小6年 大野すみれ
【評】年越しの準備は、いろいろと大変です。気持ちも急(せ)いてくるので、空の雲も急いで流れてゆくように見えます。
風を切る縄飛び寒さでかたいまま
前橋山王小6年 上村 考輝
【評】寒さで固くなった縄飛びの縄が足に当たったりすると、すごく痛いですね。風を切る音も、たいへん鋭い感じ。
妹が初めて歩いて初もうで
伊勢崎赤堀東小6年 新山 晴斗
【評】幼い妹さんが歩けるようになり、初めて自分の足でお参りをしました。ことしの初詣は、長く思い出に残りますね。
北風が大空を走りまわってる
伊勢崎宮郷二小6年 安野 早季
【評】「走りまわってる」と、北風を生き物のように表現したのがよかった。こういう自由な発想は、とても大事です。
書き初めで自分の心入れ換える
渋川中1年 田中紫央里
【評】書き初めには精神集中と同時に、一種の気迫も必要でしょう。なるほど、自分の心を入れ替えるような感じです。
帰り道友達とみた冬の空
甘楽二中2年 生方 佑佳
【評】何げない日常生活の一こまから、温かな友情がじんわりと伝わってきます。晴れ渡った冬の空が目に浮かびます。
迷わずに駆け抜けていく冬の道
東吾妻岩島中3年 冨沢 愛莉
【評】「冬の道」は、中学校を巣立ってゆく作者の進路と重なります。むろん、道は冬から春へと変わってゆきます。
まどを背に仲よし背中日向ぼこ
前橋岩神小5年 江森 光希(ひろき)
ぞうきんを自分でぬった新学期
前橋大胡小5年 岡  拓真
登校は足音と共に白い息
前橋大利根小5年 河野菜々美
12月おもちゃのチラシが飛んでくる
前橋山王小5年 井原 和輝
赤城山雪をかぶって寒がるよ
前橋月田小5年 飯島 若菜
ろうばいの香りとけこむ通学路
伊勢崎赤堀東小5年 高柳 聖奈
十二月漢字けんていあと2点
伊勢崎赤堀南小5年 小杉 百枝
どんど焼きあつくて顔がまっかだな
南牧小5年 神戸 康太
しずけさに初めてきこえた雪の音
前橋原小6年 安井  怜
冬休み外でいっぱい元気に遊ぶ
高崎西部小6年 松本  大
日直で日誌を書いた冬の雲
伊勢崎赤堀小6年 桐生 茂奈
冬休み何をしようか考える
伊勢崎宮郷小6年 小池 美穂
ぼくの声冬の朝によく響く
伊勢崎宮郷二小6年 門脇  蒼
寒いのにきれいな太陽のぼってる
伊勢崎宮郷二小6年 谷口 和花
ひかりさす足跡つづく雪の道
榛東北小6年 秋朝  光
この冬は身長かなりのびました
伊勢崎宮郷中1年 中島  薫
冬の道枯葉をふんで考え事
東吾妻岩島中1年 高橋 欧介
テスト明け寒空と目はがらんどう
高崎中尾中3年 小倉 樹輝