佐藤清美選

2015年3月12日上毛新聞掲載


川凍りかがやくガラスの長い道
前橋大室小5年 矢崎 志織
【評】川が凍り、きらきらかがやくガラスの道が、どこまでも長く続いている。凍った川を、美しく表現しています。
正月が過ぎてしまってふつうの日
前橋原小5年 押江 省吾
【評】お正月は特別な日々でした。終わってしまえば、普通の毎日。特別な日を待ちながら、普通の日々を過ごします。
冬の風父と待ったラーメン屋
高崎多胡小6年 神保 隼人
【評】人気のラーメン屋さんだったのでしょう。冬の風の中で待って、お父さんと食べたラーメンはおいしかったはず。
カレンダーあと何日登校班
沼田升形小6年 宮沢 一生
【評】6年生が登校班で歩くのは、もうあと何日もないのでしょう。カレンダーで確かめるのは、少しさびしいですね。
ぐつぐつぐつみんなにかこまれなべはスター
富岡額部小6年 越川 心彩
【評】ぐつぐつとおいしそうに煮えたなべ。さあ食べようと、家族に囲まれたなべはスター。家族みんなの人気者です。
白き雪教師の愛称足跡で
上野中1年 青木 春樺
【評】真っ白な雪の上には、何か描きたくなるものです。足跡で教師の愛称をつづってみるのも、ちゃめっけがあります。
受かるまでマスクばかりのクラスかな
東吾妻岩島中3年 片貝  翼
【評】受験シーズンに入ったクラスでは、大事をとって皆マスクがはずせないのでしょう。この時季ならではの光景です。
お願いをだるまに全部言っちゃった
前橋東小5年 柏木 咲栄
初雪にふれよふれよと子どもたち
前橋岩神小5年 江森 光希
もち食べて今日も一日まんぷくだ
前橋大胡東小5年 佐藤 結衣
コートの色空とまぎれる水色だ
前橋桂萱小5年 野本 明花
おもちつきうさぎじゃなくてねこがいる
前橋桃川小5年 今井 花香
こままわしおじいちゃんとすごす日々
高崎片岡小5年 前田  颯
おさるさんふゆのさむさでかおまっか
桐生西小5年 河又  蓮
サンタさんトナカイと行くよ白い道
沼田池田小5年 鈴木  藍
豆まきで鬼にかわったお父さん
館林三小5年 根岸  巧
夜の風ヒューヒュー言って星も飛ぶ
渋川中郷小5年 片野 誠夢
こっち雪峠をこえたら向こう晴れ
南牧小5年 佐藤 光世
豆まきの終わった庭は鳥を呼ぶ
前橋駒形小6年 赤沢 杏奈
猫達が車の下で暖をとる
前橋山王小6年 上村 考輝
青空へ届くようにとぶ二重とび
前橋細井小6年 鈴木 基靖
雪の中しらさぎ一羽高くとぶ
南牧小6年 石井 一冴
しもばしらふんで小さな音楽隊
中之条六合小6年 山田 向葵
冬休み宿の手伝いためになる
東吾妻太田小6年 須田 百音
霜柱高さをはかる足でふみ
渋川中1年 奥泉 郁美
冬の音焚火の音と風の音
渋川赤城南中1年 狩野 拓斗
節分に歳より多く豆食べる
吉岡中1年  関口 楓乃
橋の上いまかいまかと初日の出
高崎新町中2年 神久 莉子
空青く桜の木の枝寒そうだ
甘楽二中3年 山田真奈美