佐藤清美選

2015年4月9日上毛新聞掲載


登校班みんなせーので白い息
前橋石井小5年 樺沢さくら
【評】寒い朝、集まった登校班のみんなと、「せーの」で息を吐くと、もくもくとみんな白い息。冬ならではの遊び心です。
恵方巻き兄が笑わせむせている
太田藪塚本町小5年 田村  圭
【評】みんながだまって食べていると、笑わせたくなるもの。思わず笑ってしまい、むせてしまうのはちょっとつらい。
ヒヤシンススカートよしと母の声
沼田池田小5年 富沢 美波
【評】「スカートよし」はスカートはいてもよしか、スカートが似合うのよしか。どちらでも、ヒヤシンスが効いています。
先生へ甘くておいしいありがとう
前橋細井小6年 小平 玖音
【評】6年生が担任の先生のために、心をこめてデザートを作ったのでしょう。先生もよろこんでくれたと思います。
花は咲き私は扉を開けるとき
玉村中央小6年 高草木瑞穂
【評】新しい春。桜は咲きこぼれ、中学1年生は新しい扉を開きます。いろいろなことを経験して、成長していきます。
しゃぼん玉これから始まるなんでもできる
高崎中尾中2年 神宮辰太郎
【評】しゃぼん玉は春の季語。春からは新しい気持ちでチャレンジできます。「なんでもできる」とは、頼もしい言葉です。
はっぱたちをつれてにげる冬の風
前橋岩神小5年 荒井 陽介
くしゃみして今年も来たとこまる母
前橋駒形小5年 石井 祐衣
お母さん冬着をだんだんかたづける
前橋山王小5年 南雲 将徳
雪の上足あとたくさん行列だ
前橋月田小5年 鈴木 愛佳
ろう梅のかおりにほっぺがついゆるむ
伊勢崎赤堀東小5年 高柳 聖奈
空高く冬の星座がめぐってる
伊勢崎あずま小5年 高尾 希和
カルタとり相手の動きで目が回る
沼田升形小5年 金子  巧
ストーブでみんなの心結んだよ
渋川中郷小5年 片野 誠夢
帰り道クロカンの板かついでる
片品南小5年 星野 来樹
冬の空宇宙の中にいるみたい
前橋荒子小6年 和田 香織
春からは歩いた道は自転車で
前橋駒形小6年 赤沢 杏奈
弟が外で遊んで顔まっか
高崎城山小6年 太刀川さくら
サッカーで笑って終わる休みの日
高崎多胡小6年 久保伊武基
防虫剤大事にされてたおひなさま
渋川中1年 奥泉 桐矢
寒明けをすると同時に受験生
渋川赤城南中2年 星野 凜奈
春風にふかれて日々をふりかえる
甘楽二中3年 橋本 望紅
春の雪最後の校舎を染めていく
東吾妻岩島中3年 冨沢 愛莉
             (学校・学年は投稿時のものです)