佐藤清美選

2015年4月23日上毛新聞掲載


ねぼうして全ての時間がせめてくる
前橋岩神小5年 湯浅 開斗
【評】ねぼうして、登校までにしなければならないことが全部「早くこれをやって!」とせめてくる様子が面白いです。
一週間気温の山をのぼりおり
前橋山王小5年 小関 花奈
【評】三寒四温と言われる気候のことでしょう。寒くなったり暖かくなったり。「気温の山」とはじょうずな例えです。
きらきらと光って落ちる梅の花
みどり笠懸小5年 山崎 友貴
【評】日に照らされて、光って見える梅の花びら。きらきらと光って落ちる花びらは、光のしずくのようで美しいです。
はじまりと同じ春の日さようなら
前橋細井小6年 粕川えみる
【評】入学した1年生の春の日を思い出しているのでしょう。卒業の6年生の春の日。さようならに思いがこもります。
なわとびのいろいろな技弟子入り中
片品南小6年 星  彪英
【評】みなさんの俳句から、なわとびのいろいろな技を教えてもらいました。弟子入りして、技は磨けたでしょうか。
影が見え自転車止める春の川
高崎中尾中2年 井田 有咲
【評】川面に魚影が見えたのでしょう。思わず自転車を止め、のぞきこむ春の川。春のうららかな一日が思われます。
一年間の気持ちの色はカラフルだ
甘楽二中2年 松井 安那
【評】森絵都の小説『カラフル』を思い出しました。一年の間にはいろいろな心の色になるでしょう。多彩な思春期。
からっ風なんなら夏にふいてくれ
前橋岩神小5年 土屋 真人
つくしの芽水路のはしに顔出した
前橋桂萱小5年 手嶋 駿葵
東風吹けば私の心がやわらぐよ
伊勢崎赤堀東小5年 沢里 鈴花
雛あられひな人形にいただきます
伊勢崎赤堀南小5年 生形 キリ
卒業式教室三つガランと静か
伊勢崎あずま小5年 新木 彩雪
桜の木心も体も満開だ
伊勢崎あずま小5年 松井  真
はら光る特大ニシン塩焼きで
伊勢崎境采女小5年 遠どう海斗
校舎にねいっぱい元気をもらったよ
渋川中郷小5年 片野 誠夢
鳴き声が笑う声だよ残るカモ
藤岡二小5年 細谷 悠衣
いぬふぐり大きくなった大ぐんで
藤岡二小5年 細谷 悠太
梅香り一年前をなつかしむ
前橋山王小6年 上村 考輝
梅の花遠くの山に咲いていた
高崎城山小6年 清水 涼香
灰色で春に合わない曇り空
高崎多胡小6年 竹内 怜奈
カレンダー卒業式に赤い丸
渋川古巻小6年 中沢 壮吾
鴬と一緒に季節を楽しもう
水上中1年 伊尾木沙都
春一番あびて球追う外野フライ
高崎中尾中2年 片川 椋人
卒業はしたくないねと笑いあう
渋川赤城南中3年 宮間 和愛
桜色希望に染まる今日の空
甘楽二中3年 加藤  雅
                (学校・学年は投稿時のものです)