佐藤清美選

2015年6月25日上毛新聞掲載


温度高く夏のとびらが開きそう
前橋粕川小5年 橋本 彩花
【評】気温が急に高くなり、夏日のようなときがあります。夏という季節のとびら。開いてくれる日を心待ちにします。
あと何周数えて走る四月の風と
伊勢崎宮郷小5年 石原 萌子
【評】校庭何周、と言われて走っているのでしょう。まだあと何周と数えながらでも、4月の風となら走りきれそう。
友達とラムネふったらあわわわわ
水上小5年 田村鴻之介
【評】ラムネをふったら、中身が噴き出しますよね。「あわわわわ」とあわてたようすを言葉にしたのが面白かったです。
江ノ島でしらすを食べた背のびろ
前橋駒形小6年 田村 茉尋
【評】江の島名物のシラスはおいしかったでしょうし、カルシウムが豊富ですから、「背のびろ」と期待してしまいますね。
遠足は言葉少なくひと休み
高崎多胡小6年 竹内彩千花
【評】楽しみにしていた遠足でしょうから、休憩で「言葉少なく」とは、みんながとてもつかれているのだとわかります。
夏の空青一色の広さかな
水上中2年 伊尾木沙都
【評】「青一色の広さ」という言葉で、夏の空のさわやかさや、広さ、空にこめられた気持ちまでもが伝わってきます。
毎日が囀よりも早い朝
高崎中尾中3年 佐々木 藍
【評】にぎやかな鳥の囀(さえず)りよりも早いということは、まだ暗いうちから登校して学校生活を頑張っているのでしょう。
こいのぼりわたしをさそいにくるみたい
前橋荒子小5年 高山 若葉
五月晴れお出かけ日よりの青い風
前橋永明小5年 長島 愛花
家のかどいったりきたりつばめたち
前橋駒形小5年 伴場はるひ
うみへいきひかるうなばらむねおどる
高崎金古小5年 岩田  力
白いチョウかがやくように飛んでいる
高崎国府小5年 新谷 琉騎
春の時期川のせせらぎ耳すまし
桐生桜木小5年 尾高 善哉
こいのぼりみんなでむかえる一年生
伊勢崎赤堀南小5年 角橋和佳奈
うららかな青い空でのお昼ねだ
伊勢崎北二小5年 東  夏希
夏近い教室まどから風が来る
伊勢崎境采女小5年 光山 咲希
むくどりがみんな食べてくさくらんぼ
甘楽福島小5年 森田真悠子
はじけとぶみんなの笑顔新学期
水上小5年 中沢 寧音
ふわっとね私をつつむ春の風
前橋大室小6年 福島 慧音
緑の葉透けてキラリと光ったよ
前橋桂萱小6年 大槻 佳奈
大きそう大仏の耳福をよぶ
前橋二之宮小6年 佐竹 海聖
食卓で家族団らん春らんまん
高崎片岡小6年 前田  颯
草笛で会話しながら帰る道
伊勢崎赤堀東小6年 高柳 聖奈
春の歌春風乗って空の旅
伊勢崎豊受小6年 近藤 未来
こいのぼり息ピッタリに空泳ぐ
渋川北中1年 小川 伶香
この春を淡いピンクで染めている
上野中2年 阿出川 嵩
チャイム鳴り皆かけ出す夏の空 
高崎中尾中3年 阿久沢ひかる
用水路ざぶんと入れた手に田螺
伊勢崎境北中3年 遠藤 美雪
校舎内吹き抜ける風に蝶ひらり
甘楽二中3年 斎藤 桃果