鈴木伸一選

2015年8月27日上毛新聞掲載


この夏に二つの海を泳いだよ
高崎新高尾小6年 飯塚 暖菜(かんな)
【評】太平洋側と日本海側の2カ所で、それぞれ海水浴をしたということでしょうか。表現が楽しくて印象に残ります。
夏休み星座をいっぱい見つけよう
渋川中郷小6年 後藤  柊(しゅう)
【評】長い夏休みは、普段できない勉強にもチャレンジできます。星座をたくさん見つけて、しっかり覚えましょう。
願望が多くて困る夏の空
高崎中尾中3年 茂原ひなた
【評】いろんな願望を持つのは、人間として自然なこととも思われますが、それを、やや自嘲(じちょう)気味に表現した感じです。
夏休みただいま言って麦茶飲む
伊勢崎あずま中3年 松島 雅也
【評】何げない日常の一こまですが、「ただいま」の一言で、家族間の心の通い合いが、自然に伝わってくるのがいい。
ひまわりと私を乗せて風がふく
伊勢崎あずま中3年 真庭 百花
【評】作者は、明るく健康的な想像力の持ち主のようです。ヒマワリ畑の中にいて、風に吹かれたときの句でしょうか。
セミみえずそれでも声はとだえない
前橋下川淵小5年 米山 日葵(ひまり)
空見ると入道雲がそびえ立つ
渋川中郷小5年 和田 知茉(ちすず)
せみの声聞いてるうちにあせが出る
高崎片岡小6年 前田  颯
ごしごしと洗われ光る運動靴
沼田南中1年 宮沢 一生
向日葵が太陽をしっかり見ているよ
吉岡中1年 石田 千尋
夕焼けに一人で歩く家遠し
高崎中尾中3年 国分 玲央
炎天下砂まきあげる白い靴
高崎中尾中3年 野村 悠太
水しぶき魚のようにはねまわる
伊勢崎あずま中3年 今  彩乃
過ぎる時向日葵色の日が注ぐ
伊勢崎あずま中3年 堀田 瀬里
太陽がすはだにふれて夏香る
伊勢崎あずま中3年 茂木那々美