鈴木伸一選

2015年9月10日上毛新聞掲載


はじめてのらじおたいそうできるかな
前橋岩神小1年 うえきりゅうた
【評】なつやすみになって、ラジオたいそうにはじめてさんかします。すこしどきどきするけど、だいじょうぶですよ。
おひるまえはたけをたがやすとうさんと
前橋大胡小1年 ささじょうのぶき
【評】おとうさんのおてつだいができて、のぶきくんはえらい。さぎょうのあとのおひるごはんが、きっとおいしいよ。
せんぷうきかぜがぼくをくすぐるよ
前橋山王小1年 こじまかなと
【評】「くすぐる」というのがおもしろいですね。せんぷうきのかぜにあたったときのかんじが、うまくかけています。
なつやすみずこうのアイデアひらめいた
前橋山王小2年 かのうこうき
【評】えのアイデアか、こうさくのアイデアか、とにかく、ぱっとひらめいたのです。これをうまく作品にしましょう。
ひろい海なみがザブーンとせめてくる
前橋山王小2年 みねざき日な
【評】思いがけず大きな波がきて、ちょっとびっくりしたのでしょう。「せめてくる」に、その気持ちが出ています。
ひまわりもわたしもおじぎしぎょうしき
富岡額部小2年 堀口 爽来
【評】さかりのすぎたヒマワリは、少し元気のないおじぎだけど、爽来さんのは、2学期にむけての元気なおじぎです。
秋の空空を見あげる大けやき
前橋大胡小3年 木じまさやか
【評】ひろびろとした秋の空に向かって、大きくのびたケヤキの木。さやかさんも同じように空を見上げたのでしょう。
新学期学校の色かわったな
前橋下川淵小3年 吉沢りんか
【評】夏休みが終わって登校したら、校舎がきれいに塗り直されていたのでしょうか。いかにも新学期という感じです。
ボールがね秋の空にとどいたよ
前橋大胡小4年 住谷 咲紀
【評】高く飛んだボールが、秋の空までとどいたように思えたのです。こういう発想が、俳句にはたいへん大事です。
ロウソクにそっと火をつけ盆迎え
前橋駒形小4年 鈴木 愛琉
【評】先祖の霊を迎えるために焚(た)く盆の迎え火。「そっと」という一言に、ご先祖様をうやまう気持ちが表れています。
一しょうもち弟がせおって重そうだ
前橋下川淵小4年 杉沢風佑芽
【評】「一升もち」は、子どもの1歳の誕生日を祝い、もちを背負わせる風習。弟さんの様子が、何ともかわいいです。
おとうとのあさがお今日もげんきだな
前橋城南小4年 飯塚 蹴飛(しゅうび)
【評】自分のではなく、弟さんのアサガオが元気にさいているのがうれしいという蹴飛君。やさしいお兄さんですね。
ふうりんをかざりたいけどなつおわる
前橋駒形保育園年長 しみずいさき
あさがおにおみずあげるのだいすきだ
前橋岩神小1年 ほずみかんな
あめがふりたまにはせみもひとやすみ
前橋大胡小1年 ししどあんな
あさがおがいちりんさいたしたのほう
前橋大胡小1年 すぎたみつき
うんどうかいどきどきするねこころのなか
前橋山王小1年 きむらすずな
ランドセルおまたせ二学きよろしくね
前橋山王小2年 あおやぎさや
アブラゼミプールのかえりみつけたよ
前橋山王小2年 かんざわゆうと
たいようがギンギンひかるたてばやし
前橋城南小2年 小林  航
学校で秋の空をながめてた
前橋大胡小3年 木崎 琥太
カブト虫うでにはりつきはなれない
前橋山王小3年 岡田 秀太
スイカわりだれがスイカをわるのかな
前橋下川淵小3年 樋口 桐馬
クレヨンをたいせつにしてね夏やすみ
前橋下川淵小3年 ふか町いちか
とんぼとぶもう終わりだよ夏休み
前橋二之宮小3年 沢田 妃菜
おみこしをちからあわせてかついでる
高崎堤ケ岡小3年 井上 美咲
一日で赤ちゃん三人だっこした
前橋大胡小4年 木下 花菜
虫の声聞きながらするボール投げ
前橋大胡小4年 山崎 祥大
ふくはんちょうきいろいぼうしがよくみえる
前橋下川淵小4年 かんのまひる
二学期は雨からはじまるざんねんだ
前橋桃瀬小4年 石倉 優芽
ナス畑ジジババすがた見えかくれ
富岡額部小4年 鳥潟 真央