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>>【群馬政経懇話会】2002年
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2002 / 12 / 17付
日朝関係の裏事情語る 前橋で辺さん講演
 群馬政経懇話会十二月定例会が十六日、前橋市問屋町のマーキュリーホテルで開かれ、八十五人が出席した。
 今回は、朝鮮半島専門誌「コリア・レポート」編集長の辺真一さんを講師に招いた。辺さんは朝鮮新報社で英字紙、社会部記者を経験、一九八二年に同誌を創刊した。最近では、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致事件で、コメンテーターとして各報道機関で活躍している。今回は、日朝、日韓関係をテーマに“裏事情”を明らかにした。
 辺さんは「拉致問題を解決しないと、核問題という大変な事態になる」と警鐘を鳴らし「小泉首相が金総書記をもう一度動かせば(拉致被害者八人の)『死亡』の報告が『生存』に逆転する可能性もある」と断言。出席者らは、世間をにぎわせている話題に興味深く聞き入っていた。

2002 / 11 / 23付
拉致問題や金融政策語る 前橋で山本さん講演 群馬政経懇話会例会から
 群馬政経懇話会の十一月例会が二十二日、前橋市大友町のマーキュリーホテルで開かれ、NHK解説委員の山本孝さんが「どうなる今後の政局」と題して拉致問題や金融政策について説明した。
 山本さんは徳島県生まれ。早稲田大卒業後、NHKに入局し、整理部長、政治部長、報道局次長などを歴任して一九八九年から解説委員。現在、日曜日放送の「日曜討論」のキャスターを務めている。専門は政局分析。
 山本さんは、まず朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致問題対策について「困ったら何をするか分からない危険性を持った国。強硬路線一辺倒でなく、次官級をぶつけて交渉するような戦略的な外交が必要」と指針を示した。
 続いて不良債権が次々に出てくるデフレ下の金融政策に触れ、竹中経済財政・金融相と自民党幹部の政策のずれについて解説。「小泉首相は金融政策を丸投げせず、竹中さんをサポートする姿勢が大切だ」と語った。

2002 / 10 / 17付
企業や地域変革が必要 前橋で霧島さん講演
 群馬政経懇話会の十月例会が十六日、前橋市大友町のマーキュリーホテルで開かれた。八十人が出席。住友生命総合研究所上席主任研究員の霧島和孝さんが「内閣改造と日本経済の今後」と題して講演した。
 霧島さんは鹿児島県出身で、東京大経済学部卒。サントリーに入社後、日本経済研究センター委託研究生などを経て、昨年から現職。「NHK日曜討論」や「ニュースステーション」などのテレビ番組に出演。著書に「規制緩和の経済効果」などがある。
 講演では、国内のデフレ傾向の要因として銀行の不良債権問題、不安感による購買意欲の低下などを列挙。内閣改造による改革に期待する一方、個々の企業や各地域の変革が必要、とした。

2002 / 09 / 18付
心を鬼にし合併を決断 森内前牛堀町長が講演
 群馬政経懇話会の九月例会が十七日、前橋市大友町のマーキュリーホテルで開かれた。七十人が出席。前茨城県牛堀町長で、潮来市名誉市民の森内捷夫氏を講師に招き、「茨城県潮来市誕生の軌跡」と題した講話を聴いた。
 森内さんは国会議員秘書を経て、牛堀町長に就任。三期目の町長選の際、隣町の潮来町との合併を公約に掲げて当選、その後「合併したら私が引退する」と各地を説得に回った。昨年四月、潮来市誕生を実現させ、宣言通り勇退。現在は市町村合併をテーマに、全国各地で講演活動を行っている。
 森内さんは町長時代を振り返りながら講演。「国や地方の財政状況を深刻に考え、心を鬼にした」と合併を決断した時の状況などについて話した。

2002 / 08 / 27付
外交講演とフルート演奏 宮本・神崎さん夫妻
 群馬政経懇話会・女性懇話会の八月合同例会が二十六日夜、前橋マーキュリーホテルで開かれ、外交評論家の宮本信生さんとフルート奏者で女優、神崎愛さん夫妻による講演と演奏会が行われた。
 まず宮本さんは「外交小話・裏話」のテーマで国家の運命を左右する情報収集の大切さを説明。大使を務めたチェコでは、自由化が進む以前に大使館に盗聴器が仕掛けられ、録音テープがモスクワに送られていた秘話を明らかにした。さらに二転三転する北方領土政策などを例に挙げ、外務省が古い体質から脱却する必要性を訴えた。
 この後、神崎さんが「フルートと歌でつづる世界の旅」と題して「ハンガリー田園幻想曲」などを披露。クラシックや映画音楽などジャンルを超えた曲で百十人の会員を楽しませた。

2002 / 07 / 19付
「横浜は監督と球団が綱引き」 浜田さんプロ野球講演
 群馬政経懇話会の七月例会が十八日、前橋市大友町のマーキュリーホテルで開かれ、約六十人が出席した。
 今回はスポーツライターの浜田昭八さんが「プロ野球、ここに注目」と題して講演。浜田さんは一九五六年、デイリースポーツ社に入社し、その後日本経済新聞社の運動部に所属した。フリーの現在も、主にプロ野球取材を続ける一方、執筆や講演活動に取り組んでいる。
 浜田さんは十六、十七日に東京ドームで観戦した試合を振り返り、「横浜ベイスターズの落ち込みぶりがはっきり出ていた」ときっぱり。「先発投手の調子がよければいいが、リリーフ陣が投げ始めると選手層の厚みの差が出てくる。しばらく監督と球団の綱引きが続くだろう」などと語った。

2002 / 06 / 22付
富家さんを招き成人病対策学ぶ 前橋
 群馬政経懇話会六月例会が二十一日、前橋市大友町のマーキュリーホテルで開かれ、七十人余が出席した。医師でジャーナリストの富家孝さんを迎え「成人病対策は医者との上手なつきあい方から」と題した講演会が行われた。
 富家さんは開業医や病院経営を経て、現在は医療を本音で語る講演会や執筆活動で飛び回っている。初めに「医者が治せる病気は案外少ない」と前置きし、「医療の世界は供給側が需要をつくっていく」と明らかにした。
 日本人の死亡原因は現在、成人病が多いのに対し、五十年前は感染症が大きく占めていたことを説明。「結核は過去の病と思われがちだが、今も患者は多い」と警鐘を鳴らした。
◎新会員を募集
 群馬政経懇話会は現在、新会員を募集している。
 同会は本県の政治、経済界の充実と発展を図るための諸事業を行うことを目的に、一九六八年に発足。これまで多彩な講師陣による講演会(月一回)の開催、情報誌の定期配布などを行って、好評を得ている。
 毎月の例会では、会員組織の“知的サロン”の場として交流を深めており、日常業務に役立てている。年会費は七万二千円。問い合わせは同会事務局(上毛新聞社事業局内=電話027・254・9979)へ。

2002 / 05 / 21付
航空行政の役割を語る 前橋で深谷さん講演
 群馬政経懇話会の五月例会が二十日、前橋市大友町のマーキュリーホテルで開かれ、約七十人が出席した。
 今回は、同市野中町出身で国土交通省航空局長の深谷憲一氏を講師に迎え、「当面の航空行政の課題と展望」と題した講演会を行った。
 深谷氏は航空行政の役割として(1)国際航空交渉(2)空港整備(3)安全管理―などを挙げ、「旅客機は、管制官と絶えず交信しながら飛行する」と説明。昨年一月に起きたニアミス事故を例に、管制官の任務の重要さを指摘した。
 同会は、本県の政治経済、文化界などの指導的地位にある人を対象に、会員を募集している。活動は月一回の定例会のほか、臨時、特別例会など。問い合わせは同会事務局(電話027・254・9979)へ。

2002 / 04 / 17付
機密費問題持論を展開 前橋で国正さん講演
 群馬政経懇話会の四月例会が十六日、前橋市大友町のマーキュリーホテルで開かれ、会員約五十人が出席した。
 今回は愛媛県出身の政治評論家、国正武重さんが講師に招かれ「春まだ遠い小泉政権」と題して講演した。国正さんは早稲田大第一法学部卒、同大学院中退後、朝日新聞社入社。政治部記者を経て、政治部次長などを務めた。
 国正さんは政界を騒がせている機密費問題について自らの取材に基づいて実態を説明。「透明性を求める世論の高まりもある。一定期間経過後に公開すべきなのでは」と持論を展開した。政治と金の関係についての裏話も飛び出し、出席者は熱心に聞き入っていた。

2002 / 02 / 22付
集客発想の必要性語る 三菱総研の小松さん
 群馬政経懇話会の二月例会が二十一日、前橋市大友町の前橋マーキュリーホテルで開かれた。約八十人の会員が参加し、三菱総合研究所地域政策研究センター研究部長の小松史郎さんの講演に、熱心に耳を傾けていた。
 小松さんは上智大学大学院修士過程修了。一九七六年に同研究所に入社し、九十八年からは聖学院大学大学院で講師を務める。地域経済や地域産業が専門で、博覧会、テーマパークなどの大型集客施設の事業計画や経済波及効果の調査を手掛けている。
 小松さんは「集客発想が群馬を変える」をテーマに集客発想の必要性を講演。「日本は観光後進国である」と指摘し、「観光は自動車を上回る輸出産業。十年後は国際的な海外旅行ブームになることを考えると、観光を基幹産業にすべき」と強調した。
 また、世界一の観光国フランスのバカンス政策や東京、大阪、横浜などの大都市の集客政策などを例に、「群馬のウリを絞り込み、他の地域にはない日本一のモノやキャラクターを探す必要がある」と、話した。

2002 / 01 / 19付
政経懇・女性懇合同例会から 小泉政権の今後を解説 前橋で森田さん講演
 群馬政経懇話会・群馬女性懇話会の合同一月例会が十八日、前橋市大友町のマーキュリーホテルで開かれ、政治評論家の森田実さんが「どうなる今年の政局」と題して講演した。
 森田さんは静岡県出身。一九五八年に東大を卒業し日本評論社に入社。経済セミナー編集長などを経て七三年に退社。その後は政治評論家としてテレビでニュース解説を担当するなど活躍している。
 講演では、まず小泉政権について、国民の人気が高いことから野党第一党の民主党が打撃を受け、二大政党制を模索してきた政局の流れを止めてしまった面があることを指摘。その基盤の強さの背景に国内世論や役人だけでなく、ブッシュ大統領をはじめとする米国トップ層の絶大な支持があることを説明した。
 しかし、失業率が悪化し、倒産が増える中で経済面で弱点を抱えており、「今後、日本経済が急速に沈没するようなら、世界経済に大きな影響を及ぼしかねない。アメリカもそれを不安に感じ始めている」と、経済情勢をからめながら小泉政権の今後を解説した。