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おじゃまします - 私の健康法

ギターも体も手入れ次第
寺内タケシさん - エレキギター界の草分け
 

寺内タケシさん  かかりつけの医師の人間ドックで大腸がんが見つかり、紹介された群馬大学医学部付属病院第一外科で二〇〇二年二月に手術を受けました。その後は執刀医の浅尾高行助教授に「健康の優等生」と言われるほど、いろいろなことを考え、取り組んでいます。浅尾医師に監修してもらった「断腸の思い」(マキノ出版)という本に詳しく書きました。

 がんにかかったことは、それほどショックではありませんでした。ギターの具合が悪くなったら修理するように、病気になったら治せばいいと考えたからです。ギターも体も手入れ次第。とにかくギターが好きなので、ギターになぞらえた発想しかありません。

 手術後、なぜがんになったのか、自分なりに追求してみました。西洋医学は病気を治すことについては、とても進んでいますが、原因の解明、いわゆる予防医学は不十分ではないかと感じます。図書館などで、さまざまな文献にあたった結果、がんの増加とよく似た曲線のグラフがあることを知りました。戦後の欧米食と上水道の普及です。そこで、まず好物の肉に偏った食事を改め、生野菜を黙々と食べる「小鳥の生活」に変えました。おなかの中をきれいにするためです。苦手だった魚も食べたくなると食べます。

 不思議な発見もありました。ニンジンとトマトを一緒に食べると、ギターの演奏のタッチが敏しょうになるのです。肉を食べると鈍くなりますが、持続力は増します。どちらも必要で、バランスが大切です。

 もう一つの大きな変化は、強い磁力で水道水をマイナスイオン化する装置を使い始めたことです。研究し始めると、しつこい性格なんです。マイナスイオン水には汚れやにおいをとる電子の力が備わっているそうです。装置は自宅と事務所に取り付け、旅先にも携帯用を持って行きます。

 食とともに健康の基本となる運動と睡眠にも気を配っています。毎日、愛犬の散歩を一時間。ゆっくり入浴し、日付が変わる前に眠りにつきます。さらに半年ごとの人間ドック、三ヶ月おきの血液検査と腸の検査を欠かしません。

 自分なりに考え、実行してきたと自負しています。理由はひとつ。一秒でも長くギターを弾いていたいから。三月二十日午後五時から、前橋市日吉町の市総合福祉会館で「ギターも体も手入れ次第」と題して講演します。主催はNPO法人・群馬がんアカデミー。無料で自由に参加できますから、ぜひ聴きに来てください。

プロフィール:
◇てらうちたけし◇1939年、茨城県生まれ。母の三味線にあわせ、5歳でギターを弾き始めた。関東学院大学在学中からプロ活動を開始。63年に寺内タケシとブルージーンズを結成し、日本のエレキギター界の草分け的存在となった。74年に始めたハイスクールコンサートは1240校を突破。2000年に文部大臣特別表彰、2004年に文化庁長官表彰を受けた。旧ソ連、ハワイなど海外公演も積極的に行っている。代表曲は「レッツゴー運命」「津軽じょんがら節」ほか。

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