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最新医療 痔情 切らねばならない痔 痔核編 医療法人大誠会 内田病院理事長 内田好司
医学の進歩によって手術以外の方法で治せる病気が増えてきました。 痔の病気も今までのシリーズで述べてきたように切らずに治す症例が多くなりつつあります。 しかし、切らねばならない、あるいは切ったほうが良い例もたくさんあります。 今回は痔核の「切ったほうが良い」例について述べます。 痔核は外痔核(痛い痔)と内痔核(痛くない痔)があります。 次のような場合は切った方がよいと思います。 ?外痔核が2・0を超えるとき、?大きな内・外痔核が併存しており、それらが2カ所以上あるか全周に連なっているとき、?大きな内・外痔核のほか、痔瘻・裂肛・大きい肛門ポリープ・皮垂(外痔核の腫れ残り)などを合併しているとき。 「切る」という話になると「痛いのでは」ということを心配されると思います。 しかし、現在は局所麻酔も腰椎麻酔も進歩して、切るときに痛いことはまずありません。 それでは術後はどうか、というとこの点も鎮痛法がいろいろあり、痛くて一晩中眠れないというようなことはほとんどなくなりました。 ただし、数日間排便時には痛みがありますが、この点も痛み止めの使用や適切な排便法・入浴・保温などによって痛みを最小限に抑えることができます。 次に外来で行うか、入院して行うか、ということですが、?は径が2・0ぐらいでは外来で、肛門の半周を超えれば入院に、??のような進行した痔核の場合、通常3カ所(時に4〜5カ所)を切除します。入院した方が安心です。 入院の期間は症状の軽重と自宅から医療機関までの距離にもよりますが、1泊2日または2泊3日ぐらいが多くなっています。 また、就業についても症状の軽重と仕事の内容にもよりますが、1週間ぐらいは休むことを勧めています。とは言っても超多忙な人もいて1泊2日で次の日から仕事をするというような人もいます。 しかし、糖尿病などの合併症のある場合に術後早期に無理をすると出血などのリスクがあります。
シリーズ掲載内容
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