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リレーエッセイ ドクターの呟記(つぶやき) 繋がりの大切さ 群馬大学医学部附属病院 宮澤 慶行
春になり、附属病院の中にきれいに咲いた桜をふと見たとき、もう桜の咲く季節なのか・・・とぼんやりしてしまうほど、研修医としての1年目はあっという間に過ぎてしまいました。いろいろな患者さんとの思い出や、丁寧に指導してくださった先輩の先生方、同期として1年間一緒に頑張ってきた研修医の仲間のことなど、過ぎてしまうととても早く感じますが、社会人としての1年目はいい思い出でいっぱいでした。 研修がスタートした時、緊張と不安もありましたが、それよりも、幼少時からの夢であった医師として働くことができる、という喜びがとても強かったように思います。今でも非常に印象に残っているのが、最初の内科研修で初めて担当した患者さんです。その患者さんは女性でとても品のある方でした。お話をする時はベッドにちょこんと正座をして、笑うときに両手で口を隠す仕草などが非常にかわいらしい方でした。問診や診察、採血や点滴のライン取りなど、学生としての実習ではなく、初めて医師対患者さんとしてさせていただきました。今振り返ってみると、こうしたら良かったな、とか、今ならもっとうまくできるかな、と思うことがありますが、1年前は夢中で頑張っていたように思います。 その時に指導していただいていた内科の先生に、「指導医や先輩の先生よりも研修医が一番患者さんと密に接して、一番詳しいんだ、と自信を持って思えなくては駄目だ」と言われたのが印象的でした。それを聞いてからは、担当の患者さんの所になるべく通うようにして、だんだんと話すことにも慣れ、世間話などもするようになりました。少し患者さんとの距離が近くなったような気がして、うれしく思いました。退院の際には手作りのお花を頂いて、今でも大事にしています。その後も患者さんとの間の繋がりの大切さを実感して、今も研修に日々励んでいます。 最後に、これを読んでくれた小・中・高校生の皆さんがいたら、ぜひ医師になりたい!と願ってほしいと思います。やる気のある後輩の皆さんを群馬のどこかで待っています!
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