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ココロとカラダの癒やしドライブ 大人の週末ぶらり旅 日本風景街道編vol. 2 浅間・白根・志賀さわやか街道を行く。 【六合村・長野原町】
世界遺産の夢が広がる和の桃源郷 六合村は懐かしい香りのする美しい田舎だ。JR長野原草津口駅のすぐ西側で国道145号から分岐して、国道292号を北上すると、間もなく六合村。292号とほぼ並行して、時にエメラルドグリーンに光彩を放つ白砂川が流れる。村内の最南端に位置する集落が赤岩集落である。
赤岩集落は2006年「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、次いで07年には、「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界遺産に暫定登録された。赤岩重要伝統的建造物群保存活性化委員会会長の篠原辰夫氏は語る。
スピード至上主義の日々を奔走する都会人にとって、スローな時間の流れが心地よい。赤岩での民泊に思いをはせた。またとない癒やしとなりそうだ。尻焼、花敷、湯の平、応徳など歴史のある温泉にもそそられる。
リゾート地としての北軽井沢の歴史は古い。JR吾妻線羽根尾駅付近で国道145号から分岐し146号を南下する。しばらく走ると周囲は木立に囲まれ、森林リゾートの装いに変わる。もちろん木立の切れ目からは雄大な浅間山を望むことができる。 この風光明媚な自然と風景を愛し、多くの文化人が訪れた。法政大学の学長、松室致氏が所有していた広大な土地を法政大学の先生たちに坪1円で分譲したことからリゾートの歴史は始まった。1928(昭和3)年のことである。岩波茂雄(岩波書店創業者)、安倍能成(哲学者)、宮本和吉(哲学者)、田邊元(哲学者)、三木清(哲学者)、津田左右吉(歴史学者)、谷川徹三(哲学者)、岸田国士(劇作家・小説家)など学術界の第一人者が多く移り住んだ。喧騒とは無縁の静寂さが文化人たちを惹きつけたのだろうか。
北軽井沢で生まれ育った「北軽井沢を考える会」副代表・黒岩巧氏もこの風景が好きだという。 「07年春、長い間雑草ややぶで見えづらくなっていたこのシンボル木周辺をきれいにしました。この会を始めたのは3年前。『できることから始めよう』と、ボランティアで人目につく場所にプランターを設置し花を植えています」と黒岩氏。数年かけてようやく活動が周囲へ浸透してきたという。「見失いがちな地元の良さをまず自分たちが再発見し、発信していく。訪れる人に『きれい!』と思っていただくことが第一歩だと思います」とも。 リゾート地という土地柄、夏・冬にはイベントも多い。森林のエキスを吸収しながら走る夏のマラソン大会、冬には凛と張りつめた空気の中で催される炎のまつり、雪合戦大会も楽しそう。
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