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第5回 介護支援専門員の仕事 (ケアマネジャー) 介護すること、されること 群馬大学医学部保健学科 地域看護学講座教授 佐藤由美
これまでの4回で、介護される側、介護する側の双方にとって安心で安楽な介護を生活に組み込むための考え方をご紹介し、その中で、自分に合った介護を見つけるには、介護に関する専門的な知識や情報を持った人に相談することが大切とお伝えしました。今回は、介護に関する専門職である介護支援専門員(ケアマネジャー)の仕事について、ご紹介します。 介護支援専門員は、介護が必要な人やご家族からの相談に応じ、ご本人の心身状態等に応じて適切な在宅・施設のサービスが利用できるように、ケアプランを作成し、市町村や在宅サービス事業者、介護保険施設などとの連絡調整を行う専門職です。
【介護支援専門員の資格】
【群馬県の現状】
【介護支援専門員の仕事】
【介護支援専門員のケアマネジメントにより利用者の望む生活が実現できた例】 2. 手芸が得意だったBさん(60代女性)。肩が痛くて細かい作業が大変になったため、手芸をやらなくなりました。また、外出して転倒した経験から外に出るのが怖くなり、家に閉じこもりこたつでテレビを見て過ごすことが多くなりました。さらに認知症の症状が出現してきたため、別居家族から介護支援専門員に一人暮らしが心配だと施設入所の相談がありました。 介護支援専門員はまず、外に出て人と交流することで刺激が得られるのではないかと考え、Bさんに近所のデイサービスを勧めました。Bさんは昔なじみの友人と再会することで笑顔が見られ、積極的にリハビリにも取り組みました。友人やスタッフの勧めで手芸に取り組むようになり、デイサービスの仲間のために作品を作り、それを喜んでもらえることでさらに大作に取り組み、ついに全国の作品展に出品するまでになりました。別居家族は在宅生活の継続を支える気持ちになりました。 ある介護支援専門員が語ってくれた話です。「介護保険制度は変化していて、以前は利用者に提供できていたサービスが使えなくなったり、逆に新しいサービスができたりする。だから、私たちは常に新しい知識や地域のサービス情報を得るように心掛けている。限られた条件の中でも〈仕方がない〉〈できない〉とあきらめないで、利用者が望む生活・生き生きと暮らせる生活のために何ができるかを利用者と一緒に模索し続ける。柔軟な発想力と経験に基づく智慧、介護支援専門員同士のネットワークが私たちの武器である。それによって利用者の希望がかなえられ、笑顔が見られた時、私たち自身の達成感や自己実現につながる。介護支援専門員はとても大変な仕事だが、喜んでくれる人がいるからまたがんばろう!という気持ちになれる」 このように、介護支援専門員は介護する人・される人の身近にいる力強い味方です。ワムネット※2というホームページの「介護事業者情報」コーナーでは、居宅介護支援事業所を所在地やサービス提供地域、事業所名等で検索できます。スタッフ数や営業日、連絡先なども明記されているので、どうぞお気軽にご活用ください。 〈参考文献・HP〉 ※群馬県庁:トップページ -> 暮らし -> 介護保険 http://www.pref.gunma.jp/
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