《2007群馬県知事選》
(2007/06/05)

《2007知事選》 小寺氏優位に展開 知事選告示まで1カ月 本社世論調査

 知事選の告示まで五日で一カ月に迫った。上毛新聞社は一日から三日間、電話による世論調査を行い、四日に集計結果をまとめた。現時点では現職で五選を目指す小寺弘之氏が県民各層に幅広く浸透し優位な情勢だ。ただ、回答者の半数以上がまだ投票する人を決めておらず、今後、選挙戦に向けた動きが本格化する中で流動的な要素も多い。投票の基準については「政策」が47・1%でトップ。当選した知事には「福祉の充実」を期待する県民が多かった。
 支持動向で、小寺氏は前県議会議長の大沢正明氏を擁立する自民党の支持層に食い込み、民主党や公明党、支持政党をもたない無党派層にも浸透。大沢氏が東毛、元県議の山本龍氏は北毛で支持を伸ばし、弁護士の吉村駿一氏は推薦を受ける共産党に浸透するなど、現時点でのそれぞれの知名度が結果に反映したとみられる。

■福祉の充実期待
 知事選の関心度は「非常に関心がある」「少しは関心がある」が合わせて73・8%。投票については「決めている」25・7%、「だいたい決めている」21・3%に対し、「まだ決めていない」が51・6%に達した。半数以上の人の投票行動によって、支持動向が大きく変動する可能性がある。
 知事を選ぶ基準に関しては、政策に続き、実績20・8%、人柄17・4%、自分が知っている人6・5%―の順。特に、三十代から五十代にかけて政策重視の姿勢が目立った。
 当選した知事に力を入れてもらいたいことでは、「福祉の充実」45・2%、「教育の充実」13・7%、「行財政改革」11・9%などが上位を占めた。福祉の充実は年代が高まるほど高率になる傾向があり、教育の充実や少子化対策は子育て世代で多かった。

■「多選は問題」36%
 総務省の調査研究会が法律による連続三選以上の制限を「必ずしも憲法に反するものとは言えない」とする報告書を出すなど、議論になっている首長の多選については、「問題ない」が15・5%に対し「問題ある」は36・8%。「どちらとも言えない」と答えた人は45・6%だった。「問題ある」は男性で43・7%と高く、民主党支持者では50%を超えた。
 小寺知事と自民党県議の対立については、55・8%が「知っている」と答えたが、「知らない」も38・9%に達した。今の群馬県への満足度は「満足」「だいたい満足」が合わせて55・1%、「あまり満足していない」「満足していない」は29・1%となった。

▽調査の方法
1―3日の3日間、県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で世論調査を実施。無作為に発生させた番号のうち、856人から回答を得た。

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