《2007群馬県知事選》
(2007/06/10)

公明が大沢氏推薦へ 週内にも正式決定 自民、組織票に期待

 公明党県本部は七月の知事選で自民党公認の大沢正明氏を推薦する方向で最終調整に入った。今週中にも地域組織の意見集約を図った上で正式決定する。県本部と自民党県連の幹部同士が選挙協力について協議を重ね、七日の会合で県本部として推薦の方向を打ち出した。自民党県連の笹川尭会長は九日、吾妻郡や渋川市などの大沢氏後援会発会式のあいさつで「公明党からの推薦をいただけることになった」と報告し、県内十万票が堅いとされる公明党の組織票に期待をにじませた。
 国政で連立与党を組む両党の連携は自然な形として、自民党県連側は文書で協力を求めたほか、大沢氏の支持者集会などでも再三ラブコールを送ってきた。公明党県本部の幹部は九日、上毛新聞社の取材に「まだ各地域の支部レベルで意見集約が終わっていないが、近く県本部としての方針を決める」と話した。
 県本部は全県的な党内の意思一本化を目指す考えだが、一部の地域では元県議の山本龍氏を支援する動きも出ており、自主投票を求める声も強い。県本部の推薦が投票行動にどう影響するか不透明な要素もある。
 公明党はこれまで、知事選候補者は“政策重視”とし「マニフェストを見比べた上で人選する」姿勢を明確にしてきた。だが、告示まで一カ月を切っても現職の小寺弘之氏のマニフェストが発表されないため、推薦を依頼されている自民への対応について検討を本格化させた。
 公明党は前回、自民と同様に小寺氏を推薦。今回は、小寺氏側からの「正式な推薦依頼はない」(県本部幹部)という。大沢氏後援会の各地の発会式には、ほとんどの会場で同党の地元県議、市議らが列席している。
 自民党県連の笹川会長は九日、公明党からの推薦について「合意できている」と明言。東吾妻町の吾妻後援会で「公明党の皆さんが全力を挙げて応援してくれるとの話し合いがまとまり、ホッとしている」、渋川市の渋川北群馬後援会では「こんなに早く支持の結果を出してもらえたのは、互いに胸きょうきん襟を開き、信頼関係を打ち立ててきた結果だ」と両党の選挙協力の方向性について報告した。
 両党にとって、知事選との同日選が見込まれる参院選での連携も課題。笹川会長は公明党公認で比例代表に出馬する加藤修一氏への対応について、「加藤さんも応援する。いただくばかりではない」と協力して戦う方針を示した。

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