参院選の日程が一週間先送りの七月二十九日となることについて、候補者を抱える各党や、同日選を見込んでいた知事選立候補予定者陣営の受け止め方はさまざまだ。
参院選に現職の山本一太氏、知事選に前県議会議長の大沢正明氏を公認している自民党の選対は「各選挙に集中できる。知事選の投票率は下がるだろうが、無党派は選挙に行かず、組織票が強みを発揮する」と分析する。
知事選で現職の小寺弘之氏を支援する群馬県民の会は「知事選と参院選は別のものであり、もともとセットで動いていない」として影響は小さいとみる。戦略の見直しなどはしない構え。
主に無党派層をターゲットにする山本龍氏陣営も「投票率が下がると考えられるが、知事選は先に行われ、より県民生活に密着した内容であるため、大きな影響はない」と指摘する。
「一週間先送りで与党批判の風が強まる」とみるのは参院選に酒井宏明氏、知事選に吉村駿一氏を擁立する共産党県委員会。「知事選と参院選の選挙運動は予定通り一体でやっていく」方針だ。
国民新党公認で参院選に臨む福田晃治氏の陣営は「有権者に浸透する時間が増えた点はプラス」ととらえる。投票率の低下を懸念するものの、知事選と日程がずれたことには「別々の方が県民には分かりやすい」と話す。
本県を地盤とする参院選比例代表の陣営は危機感が強い。個人名の得票上位から当選していく非拘束名簿式で争われるため、得票が期待できる地元の投票率が下がれば党内での順位争いで相対的に不利になるためだ。
ある立候補予定者の事務所は「(知事選と)同日選なら投票率が70%いくと読んでいたが、50%を下回ってしまうかもしれない」と得票の目減りを懸念。別の立候補予定者は「泣き言をいってもしょうがない。一生懸命戦うしかない」と覚悟を決め、選挙運動の見直しを指示している。