七月二十二日投開票の知事選で、投票の終了時間を通常の午後八時から1―3時間繰り上げて実施する投票所が二〇〇三年の前回知事選と比較して五倍以上に増えることが二十六日、県選管の調べで分かった。期日前投票制度の浸透で、夜間に投票する有権者が減っているため。開票作業の迅速化を目指している選管も多く、二十三市町村が今年の統一選県議選よりも早い確定を予想している。
県選管によると、今回の知事選の投票所千三十カ所のうち、投票時間の繰り上げを行うのはほぼ半数の五百十二カ所。〇三年の前回知事選は九十九カ所で、五倍以上に増えた。
市町村別では、通常通り午後八時まで投票を行うのは平野部を中心に十四市町村。午後七時までが沼田市や多野・吾妻両郡の町村など計十五市町村、午後六時までが渋川市など九市町村。富士見村の一部は午後五時に終了する。
前回知事選で、午後六時から八時までに投票した人は、投票者数の11・0%。山間部ではこの時間帯の投票が特に少なく、2%程度の町村もあった。一方、現在の期日前投票にあたる不在者投票の割合は9・6%だった。
二時間繰り上げの富岡市選管は「特に地方選挙では早く結果を知りたいと望む住民が多い。期日前投票をする人は年々増えており、繰り上げの影響は小さい」と判断した。一時間繰り上げの中之条町選管は「職員の人件費削減や疲労軽減にもつながる」とメリットを強調する。
一方で、伊勢崎市選管は「有権者の投票の機会を奪ってしまう恐れがある。現状では開票の不便はないので、今後、他の自治体の動向を見極めて判断したい」と慎重姿勢だ。
公職選挙法は、市町村選管は投票の便宜のために必要な場合か、投票に支障がないと認められる場合、投票終了時間を最大四時間まで繰り上げることができると規定している。
開票終了は前橋市が最も遅い時間を予想。知事選、参院選ともに午後十時四十五分としている。