《2007知事選》
(2007/07/23)

新知事に大沢氏 小寺氏に1万2800票差

◆知事選開票結果=選管確定=
 (無効9,129票、不受理・持ち帰り23票)
 当305,354 大沢 正明61自新
  292,553 小寺 弘之66無現
  190,651 山本  龍48無新
   52,808 吉村 駿一63無新
   12,523 清水  澄58無新

 任期満了に伴う知事選は二十二日投票が行われ、即日開票の結果、自民党公認の新人で元県議会議長の大沢正明氏(61)=公明党推薦=が三十万五千三百五十四票を獲得、五選を目指した無所属現職の小寺弘之氏(66)、無所属新人の元県議、山本龍氏(48)ら四候補を抑え初当選した。県政は十六年ぶりにトップが交代、刷新を掲げる大沢氏が舵(かじ)を取る。自民党公認候補の当選は故清水一郎前知事の初当選以来三十一年ぶり。投票率は前回を16・00ポイント上回る53・41%だった。
 大沢氏は多選批判や県政刷新を訴え、自民党県連所属の国会議員と県議の後援会を足掛かりに組織戦を展開。公明党支持層もまとめて、県内全域に支持を広げた。
 小寺氏は抜群の知名度に加え、四期十六年の実績と子育て支援などの政策をアピール、「県民党」を掲げて幅広く支持を集めたが、一歩及ばなかった。
 山本氏は自民党県議時代の人脈などで保守層に食い込んだほか、若さを前面に自転車遊説などで無党派層にアピールしたが及ばなかった。
 五度目の挑戦となった無所属で弁護士の吉村駿一氏(63)=共産党推薦=は、現職批判票の分散もあり、前回より票を減らした。
 無所属で会社役員の清水澄氏(58)は支持が集まらなかった。
 大沢氏は旧尾島町出身。東毛出身の初の知事となる。

◎「県政再生する」大沢氏

初当選を決め、歓声の中、支持者らと万歳をして喜びをかみしめる大沢氏。隣は和子夫人。大沢氏は「県政の再生のため先頭に立つ」と抱負を語った=22日午後10時20分

 「よおしっ」。午後十時八分、新しい知事の誕生が告げられると、前橋市南町の選挙事務所は地鳴りのような歓声に包まれた。一支援者から国会議員まで肩をたたき合い勝利に酔う。「良かった。本当に良かった」と選挙戦の中心になった県議も男泣きで涙を流した。
 「オオサワ」コールの大合唱の中、事務所に現れた大沢正明氏は「多くの方々の協力で得た勝利であり、決して一人の勝利ではない。これからは陰の声を大切にして県政の再生のため先頭に立つ」と決意を述べ、手を高々と突き上げた。
 自民王国の威信をかけた戦いだった。選挙を引っ張った福田康夫選対本部長の「県民の良識を示せた」のメッセージが披露された後、笹川尭県連会長は「あすからの国政選挙でも勝利を」と声を張り上げた。


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