《2007参院選》
(2007/09/15)

党再生へ意欲満々 福田氏 自民党総裁選告示

 「まさに緊急事態」。自民党総裁選に出馬を決めた福田康夫元官房長官は十四日、各派が次々と福田氏支持を打ち出す中でも慎重さを崩さず、危機的な状況にある自民党再生への意欲を前面に、支持拡大に向けて分刻みのスケジュールをこなした。
 午前九時。七十人を超える報道陣が東京都世田谷区の自宅前に待ち受ける中、心境を問われた福田氏は「本日は未知数。皆さん(報道陣)に追われててんてこ舞いしている」とけむに巻いた。その一方、「考え方をご理解いただく努力をしなくてはいけない」と強調した。
 言葉通り、福田氏は積極的に動いた。
 午前十時四十分、党本部で古賀誠、山崎拓、谷垣禎一氏の三派閥領袖に支持を求めた。昼には近くのホテルで、額賀福志郎財務相と会談。福田氏は会談後「政策的なことや理念も含めて意見が一致した。 額賀さんは応援してくださるということ」と述べ、出馬に強い意気込みを見せていた額賀氏の支援も取り付けた。 
 前後して行われた町村派の議員総会では「平時ではないから、やらなければいけない」と力強くあいさつ、「支援をお願いします」と語り、笑顔で町村信孝会長と固く握手した。 
 派閥領袖クラスだけでなく午後には中堅、若手とも次々と意見を交わした。舛添要一厚労相が中心となり新たに立ち上げた政策集団や、郵政解散選挙で当選した“小泉チルドレン”らのグループとも政策や基本方針について話し合った。
 福田氏自らが会長を務める五十代以上で初当選を果たした議員グループの知命立志会は福田氏の推薦を決定。出席議員の掛け声での「頑張ろう」コールに、福田氏も力強く右手を突き上げた。
 
◎「福田氏」で県連一本化
 自民党県連は十四日、総裁選で割り当てられる県連枠の三票を福田氏で一本化する執行部方針を固めた。投票者は前例に倣って幹事長、青年部長、女性部長の三人で行う方向で調整する。
 金子幹事長は「党員の投票は時間的に難しい。近く役員総会を開き、幅広い意見を集約する手順を踏むが、(執行部の方針が)合意を得られると確信している」と語った。

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◎自民県連が福田氏激励
投票要請で支援
 自民党総裁選に出馬する福田康夫元官房長官を激励するため、同党県連の役員が十四日、衆院議員会館を訪れ、福田氏に「県議団も手分けして全国のしかるべき所を回りたい」と支援を伝えた。
 県連は十八日以降、県議が二人一組で三十都道府県を目標に各地の県連を訪問し、福田氏への投票を要請して回る。
 訪れたのは金子泰造幹事長ら県連四役。福田氏は一人一人と握手し、朝から政策グループを回っていることなどを説明、「選挙は安心したら負ける。皆さんもよろしくお願いします」と協力を呼び掛けた。


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