自民党総裁選に立候補した二人は十五日、そろって記者会見。福田康夫元官房長官は「大勢の支援を受け責任の重さをひしひしと感じている」。麻生太郎幹事長は「党再生に全力を挙げる」と力を込めた。
党本部九階の会議室。二人は午後二時、青い文字で「自由民主党総裁選挙」と書かれた看板の前に登場。「笑って」とカメラマンに求められ、硬い笑顔をつくって握手を交わした。
冒頭、福田氏は「国会が中断した。このような事態になり深くおわび申し上げる」、麻生氏も「政治的空白を招いた」と謝罪した。
お互いの評価を聞かれると、福田氏は「わたしにないものを持っている、ユニークな発想ができる二十一世紀型の方」。麻生氏は「キャラ立ちしすぎと、そうでないという点(で対極にある)。バランス感覚がよく、わたしならあれほど辛抱強くない」と笑みも見せながら持ち上げた。
「派閥の談合との批判がある」と質問が飛ぶと、福田氏は「派閥でもあいさつしたが、若い人の会、いろんな研究会で意見を聞いた。多くの人に推薦をいただいた」とかわした。
批判を口にしてきた麻生氏は「緊急事態に危機感を持ち、一刻も早くという行動だったが、結果として批判を招きつつある」と皮肉り、「改革が逆戻りとの印象を与えるのは望むところではない」とくぎを刺した。
会見は約一時間、たんたんと質疑が進み、二人は最後に再び握手して会場を後にした。