自民党総裁選に立候補した福田康夫、麻生太郎両氏陣営が提出した国会議員二十人の推薦名簿を分析、比較した。 福田氏は、党内の八派閥の領袖クラスや幹部で固め、党内の幅広い支持を示す重厚な布陣だが、派閥均衡を意識した側面もありそうだ。 町村、津島、古賀、伊吹、山崎の五派閥からは三人ずつが参加。森喜朗元首相(町村派)、津島雄二元厚相(津島派)の領袖クラスのほか谷津義男元農相(伊吹派)、野田毅元自治相(山崎派)らベテランの閣僚経験者が名前を連ねた。 一方、麻生氏は、推薦人代表の鳩山邦夫法相(津島派)や、西川京子氏(伊吹派)ら昨年九月の前回総裁選でも陣営に加わったメンバーのほか、伊吹派の中川昭一前政調会長、山崎派の甘利明経済産業相、古賀派の菅義偉自民党選対総局長ら安倍政権を中枢で支えた面々も名を連ねた。 福田氏陣営に対抗して派閥横断を印象付け、安倍政権の改革を継承する正統性アピールの狙いもあるとみられる。