《2007参院選》
(2007/09/24)

夢結実、喜び爆発 地元事務所に歓声

 自民党総裁選が行われた二十三日、高崎市緑町の福田事務所には午後一時ごろから、「福田総裁誕生」を祝おうと、後援会役員や地元の松浦幸雄市長、県議、市議らが続々と詰め掛け、約三百五十人が特設テントや事務所内のテレビで勝利の瞬間を待った。
 午後三時すぎ、福田氏が過半数の三百三十票を獲得すると、歓声と拍手がわき起こった。テレビで福田氏の就任あいさつを聞いた後、福田後援会連合会の川田貢会長の音頭で万歳し、喜びを爆発させた。
 セレモニーでは冒頭、事務所側が「福田後援会五十六年にわたる無償の愛が結実した」と、親子二代の総裁誕生を支えた支援者に感謝した。その後、松浦市長が「高崎にとってこんなにうれしいことはない。まさに身内が総裁になった思い」と声を張り上げた。
 続いて県議や市議らも壇上に上がり、「政界の一寸先は闇。決まるまで心配だったが、堂々たる当選だ」「故赳夫先生もうれしくて、旧群馬町の寺にある墓石が震えているのでは」などと祝辞を述べた。
 大沢正明知事も駆け付け、「二十五日は総理として、またお祝いしたい」とあいさつ。会場は約一時間にわたり祝福ムードに包まれた。
 当選直後に中曽根康弘元首相からコチョウランが届いたのを皮切りに、事務所には鉢植えの花やお祝いの電話が相次いだ。

◎「4人目、県民の誇り」 自民党県連外壁に懸垂幕
 前橋市大手町の県政会館では二十三日、県議ら自民党県連関係者約七十人が詰め掛け、新総裁誕生の瞬間を特設テレビで見守った。
 午後三時すぎ、福田康夫氏が総裁に選出されると、会場は拍手に包まれた。万歳三唱の後、南波和憲総務会長が「わずか三十余年の間に四人目の総裁が誕生したことは、保守王国の象徴で県民の誇り」とあいさつ。
 松沢睦前県議は「福田、中曽根、小渕の各総裁誕生時も県連で同席したが、四人目にも居られるとは思わなかった」と感無量の表情で語った。
 同会館の外壁には「祝 福田自由民主党総裁」の懸垂幕が掲げられた。


◎「責任どしんと」 総裁のいすに座り福田氏
 自民党総裁に選出された福田康夫氏は二十三日、今後の政権運営の厳しさや麻生太郎幹事長の予想以上の健闘もあって、なかなか硬い表情を崩さなかった。
 午後二時前、拍手の中、党本部で開かれた両院議員総会の会場入り。着席してしばらくは周囲とも話をせずに正面を見据え、勝利を告げられた瞬間、ようやく顔をほころばせた。
 得票が陣営の予想を下回ったせいか、両院議員総会直後に開いた支持議員への報告会で「足らざることがあれば、それは候補者の問題だ」と自戒した。
 夕方、党総裁室で初めて総裁のいすに座っても、撮影するカメラマンらに「座り心地はあまり良くない。厳しいいすです。責任がどしんとくるいすだ」と職責の重さを強調。笑顔を求められても「あんまりにこやかにはできない」と応じた。


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