「福田康夫君三百三十票、麻生太郎君百九十七票」。 東京の自民党本部で開かれた総裁選の結果が報告されると、新総裁に選出された福田氏は引き締まった表情のまま立ち上がり、周囲に礼をして拍手に応えた。冷静沈着な性格だが、さすがに就任のあいさつでは緊張した様子で、「大変感激しており、この職責を十分に果たすように、全身全霊を込めて職務に励もうと覚悟している」と述べた。 投票は衆院議員、参院議員、都道府県代表の順に行われ、候補者の福田氏と麻生氏が投票する際には場内から拍手が起こった。福田氏は終始厳しい表情だったが、開票作業中は隣の議員らと談笑する場面もあった。 七月の参院選に大敗し参院の与野党勢力が逆転するという、難しい局面でバトンを受け取ったため、当選の喜びよりも責任の重さの方が勝っている様子で、「先頭に立って頑張る」と決意を語った。