住職法話集
多ければ即すなわち迷まどう

 これは『老子』の言葉です。

 「少なければ即ち得、多ければ即ち惑う」

わかり易く言えば、持ち物(所有物)の少ない人は、得る喜び楽しみを持つが、多くの物を持っていると新しい物を得ても特別な喜びを観じない。 人間の欲は限りがなく膨張するものです。

 知足(たることをしる)の人は貧しいといえども、しかも富めり。
『遺教経』

 良寛さんの『炊くほどに風がもてくる落葉かな』  自分一人のためにわずかな米を炊くには、  吹き寄せた枯葉で充分であるとの意。
用語解説