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| 和の美と風格が心を潤す、 伝統工法が息づく家。
大谷建設がこうした技術を駆使できるのは、長い歴史に培われた豊かな経験とノウハウを持つからだ。創業は250年前の宝暦元年。現社長は10代目で、「技・信頼・実績」を社是とする。得意分野は、伝統工法や職人技を活かした和風建築、日本民家など。特に大型住宅や豪邸で力量を発揮する。ちなみに、先々代は神社も手掛けたという。 梁の特徴を活かし、屋内は全体が吹き抜けという大胆な構造にした。開放感が大きく、空気の循環もいい。屋根裏一面に杉板が張られ、その内側には断熱材が入れられて夏の熱気を遮断している。柱はすべて檜の4寸角以上で、なかには6寸のものが7本、5寸のものが6本もある。また、洋間にはすべて杉材の腰壁が張られるなど、木材がふんだんに使われている。リビングとキッチンは、機能的で美しいオリジナルの大型衝立で分けられている。衝立を移動すれば別の雰囲気の空間が現れる。 際だった特徴がある。システムキッチンとユニットバス以外の家具や調度品はほとんどが社長の息子の手作りなのだ。欅の洗面台、和室の長火鉢、欅の照明具、キッチンの衝立、書棚、ドア、サッシ枠ほか。職人技が和の家にいっそうの重厚さと美しさを演出している。もう一つ特徴がある。「リサイクル」だ。玄関ドアや和室の帯戸、窓や衝立にはめこまれた欄間にいたるまで、東京の古道具屋まで足をのばして買ってきたものがたくさん使われている。いずれも一見して高価な希少品と知れるものだが、それらの個性とこの家の風格が妙にマッチしているのが興味深い。 |
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