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風土を生かし、 自然を感じる木の家づくり
与えられた環境を最大限に生かすため、コンセプトには家の建つ風土条件を取り入れる。敷地ごとに、接道とのアクセスとプライバシーのバランス、また、居室から見える風景など、周辺環境を考慮した配置を考える。 また、アメダス(地域気象観測システム)の日照や風向データをもとに、軒の張り具合、窓の位置、室内配置などをプランニングし、夏の直射日光をさえぎり、涼しい風の流れを取り入れるなど、その土地の自然の力を上手に引き出す設計を行う。 「自然の仕組みを上手に生かした『陽の栖』(ひのすみか)を提唱しています。住む人の暮らしの形と心を読み取り、調和の取れたプランづくりが基本になります。プランニングにあたっては、設計カードという用紙に具体的な要望はもちろん、現在のライフスタイルや、ご家族の夢まで書いていただき、同時にたっぷりと対話を積み重ねます。それをもとに設計スタッフ全員でミーティングをし、おのおの出したプランをコンペ形式で最良のものを選びます。手間暇をいとわず、住む人の満足を徹底的に追求する家づくりに努めています」と小林伸吾代表は語る。 写真の建物は、二世帯住宅で、1階を父用にフラットな空間に、2階を息子世帯用に子育て重視に構成した。音楽が趣味なので、2階の1室に防音処理を施し、オーディオルームにしてある。 自然力の活用では、機械力を極力排した、パッシブのOMソーラーシステムを取り入れている。エコロジーを暮らしの中に取り入れ、太陽熱や風の流れを給湯や暖房に用いる。夏涼しく、冬あたたかい室内を、少ないコストで実現できる、環境にやさしい仕組みである。 |
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