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高崎のまちづくりを考える会代表  
渡部 恵知子さん
(高崎市上中居町)

【略歴】高崎市出身、武蔵野音楽大学ピアノ科卒。1974―79年、東京農業大学第二高校音楽科講師、99年度高崎女性経営者研究会会長、92年プチローズ設立、代表。


地域づくり

◎仲間1000人が本音トーク

 北は北海道、南は沖縄から地域づくり仲間千人が群馬に大集合!

 二月十五、十六の両日、民間の地域づくり団体と都道府県の地域づくり協議会の協力で、同じ目的を持つ人たちの交流研修会全国大会が開催されました。

 初日は伊勢崎、桐生、榛名そして高崎の四会場で、その土地でユニークなまちづくりを実践しているグループが、自分のまちと会の活動を発表し、仲間づくりをいたしました。二日目は群馬会館と県庁に会場を移し、初日の交流成果発表に続き、参加者とのディスカッションを行いました。私は数多くのまちおこしの取り組みを知って大変感激し、ある意味、安心もいたしました。

 「高崎のまちづくりを考える会」は高崎市役所の中二階ホールを会場に“ほっと人いきまちづくり”をテーマに「まちづくり元気茶屋のよろず相談承り処」という分科会を主宰しました。

 当会の企画コンセプトは「あなたが主役!」です。一方的な報告で終始するのは、せっかく参加意識を持って高崎までおこしくださる方々に申し訳なく、むしろその方々のまちづくりに関しての悩みや愚痴、問題点を本音でトークし合うことで、互いの共通点をあぶり出し、活動へのヒント、元気の素(もと)をお土産にしていただこうと考えました。

 その結果、次の共通項目を認識したのです。一つ目は行政の縦割り組織への不満です。当会も活動を進める上でご相談したかった時に、担当窓口がなかった経験から、市役所に〈まちづくり推進室〉の必要性を強く感じました。市役所は市民生活に一番密着した場所なので、市民が何か困った時、気軽に相談に行ける、分かりやすい窓口が欲しいと思います。

 二つ目は商店街問題です。人口七千人の町からいらした方は、近隣都市に商圏を奪われたと話し、二十五万人の都市から参加した方は住宅や学校が郊外に流出したために街中はシャッター通りになったと分析していました。

 三つ目は性問題の低年齢化があげられます。これは情報のはんらんと地方も都会も同時発信されるメディアのスピード化が要因と考えられます。

 このように地域づくりというのは行政と民間の協働視点や商店街、環境、教育の問題にまで及ぶので、私は快適な市民生活を営むためにも重要なポイントととらえております。問題解決に向けて行動、実行する「高崎のまちづくりを考える会」の充実と組織力アップのためにも、今回の参加は実りあるものでした。

 群馬大会の本来の目的は、いかに地元で行動するかだと思います。高崎の分科会は七つの団体で運営され、お互いのパワーを分け合いました。このグループと協働のスクラムを組んで、高崎の人づくり、ネットワークを広げたいとまた一つ夢が広がりました。「よそ者、若者、ばか者がまちをつくる!」そうです。男社会の中で女はよそ者でした。明るい社会のためにも私たち女性をお仲間に入れてくださいね。


(上毛新聞 2002年3月27日掲載)