視点 オピニオン21
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NPO法人さくらメイツ専務理事 赤石 光政さん(境町東)

【略歴】前橋商高卒。個人経営だった家業の葬儀店を会社組織に替え、1994年から代表取締役社長。2000年にさくらメイツ設立。

ふれあい活動



◎無理せず、楽しく、長く

 待ちに待った渓流釣りの解禁! 本命の矢木沢ダム上の利根本流、小穂口、奈良沢等は、まだ六月以降にならなければ、雪のため入渓できませんが、それでも解禁という言葉は、へぼ釣り師の私にとっても、何とも心地良い響きであります。

 さて、今年のさくらメイツは、発足以来、着々と増えてまいりました約三万人の会員同士のつながりを、より強く、より楽しい会にすることを目指していきます。

 前段階では、会員は入会金・会費等は一切無料で、さくらカードを提示するだけで加盟店での買い物・飲食については、10%のキャッシュサービスを得られる等、このシステムを広く皆さまに知っていただき、多くの方に会員になっていただくための努力をしてまいりました、おかげさまで会員数も順調に増え、次のステップへと進んでいきたいと考えております。

 特に今期からは消費者とお店という関係だけではなく、いろいろな楽しむ会をつくり、会員同士の交流を図ることに重点を置き、企画を立てております。

 まずは、草花も勢いづく四月下旬に、ガーデニング教室の開催を予定しています。

 ただし、この教室は参加料等は無料なのですが、出来上がった作品は寄付をしていただき、会員の技術の習得と同時にその作品で町を飾るという企画で、参加人員は百人くらいを予定しております。その他、親子で楽しめるふれあい乗馬体験、グラウンド・ゴルフ、ゲートボール大会、料理関係の加盟店指導による料理教室等、多数企画しております。ぜひ、読者の皆さまのご参加をお待ちしております。

 こういったふれあい活動の中から会員同士の交流や親睦(ぼく)を深め、さらに、さくらメイツがこういう活動をしていることを知らない、多くの会員の皆さまに広く認知していただくよう頑張っていきます。また、あまりにも急激に増えた会員数に連絡網等の対応がついていけず、各地域の組織づくりも検討中で、課題は山積みでありますが、無理をせず、楽しく、長く継続できるような歩みをしようと思っております。これが第二段階の目標であり、この目標が達成できたときには、さくらメイツ三万人が本当に一つの大きなまとまりのある会となり、いつかは数万人規模のイベントやボランティア活動等の開催を夢見ております。

 今は、今できることをこつこつと楽しみながら、肩の力を抜いて進んでいきます。

(上毛新聞 2003年3月29日掲載)