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◎関心持ち県民総参加で 2008年、群馬県で全国都市緑化フェアが開催され、花緑活動の活性化、観光振興等で大きな成果がみられました。この成果を一過性にしないために、花と緑あふれる県民参加の県土づくりに向けて、「花と緑のぐんまづくり推進事業~ふるさとキラキラ大作戦」が行われています。 この事業を推進するため、県と地域に「花と緑のぐんまづくり推進協議会」が組織されています。そして、都市緑化フェアの「ミニ版」として「花と緑のぐんまづくり~ふるさとキラキラフェスティバル」が毎年会場を替えて開催されています(来年は伊勢崎市)。そのほか「花と緑のクリーン大作戦」「花のある道モデル事業」「花のゆりかごプロジェクト」「ぐんま美緑花PR作戦」「ぐんま花のまちづくりコンクール」などがあります。 これらの事業を成功させるには、県民が事業の趣旨や内容を理解し、参加していくことだと思います。同協議会ではこれら事業の推進力となるようフェア協力者も参加して、サポーターズクラブが結成されています。同クラブには誰でも参加できます。 まず花緑活動に県民が関心を持っていけるような環境づくりが大切だろうと考えています。その一つに、県有施設であるぐんまフラワーパークの活用があげられます。 4月23日は「ぐんま花の日」です。ぐんまフラワーパークの設立記念日で、入園無料となっています。この日から5月のゴールデンウイークにかけての約2週間、フラワーフェスティバル「赤城山裾野の春まつり」が毎年開催されています。ぐんまフラワーパークが1年で最も輝いている時期です。ぜひこの期間中に足を運び、花と緑に親しんでほしいと思います。 また、フラワーパークには「花と緑の学習館」が併設されていて、さまざまな花と緑の体験教室があり、誰でも学ぶことができます。そして、学習館で学んだことを日常の花緑生活に生かしていけたらと思います。 花と緑のぐんまづくりは、まず家庭から取り組んでみましょう。親子で取り組めば、家族の絆は深まるでしょう。きれいな花が咲くと「きれいですね」と声がかかり、その一言からさらに美しい花を咲かせたくなったり、周囲に花を広げていきたくなるでしょう。近所の人たちと地域の耕作放棄地などの荒れ地を借りて「みんなの庭」づくり活動に発展していけば、「花の里」や「花の町」が実現するのではないでしょうか。 花と緑のぐんまづくりに、県民が総参加することを願っています。そのためには、サポーターズクラブに参加し、花仲間とともに楽しく活動できたらと思います。ぐんまフラワーパークや花と緑の学習館などに花の仲間が集うサロンができ、交流のためのネットワークができたらと願っています。 (上毛新聞 2012年10月17日掲載) |