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西郷隆盛の手紙を発見、滋賀 全長4・75m、最長級

更新日時:2024年3月22日(金) PM 05:20

 岩倉使節団として1872(明治5)年に米国滞在中だった大久保利通に宛てて西郷隆盛が書いた手紙が約100年ぶりに滋賀県で見つかり、22日、県文化財保護課が発表した。全長は約4・75mで、西郷の手紙としては最長級という。手紙は1927年刊行の「大西郷全集」に写真付きで紹介されていたが、行方不明になっていた。追伸で、大久保の肖像写真を「醜体で写真を撮るのはやめたほうがいい」と批判しており、写真嫌いの西郷を示す発言としても知られているという。

 昨年9月に個人から寄託を受けた資料に含まれており、「大西郷全集」の写真と比較して同一と分かった。

 5月27日~9月26日に滋賀県公文書館で公開する。

 西郷隆盛が大久保利通宛てに書いた手紙の一部。右下に「醜体」と書かれている=22日午後、滋賀県庁