能登半島地震で被災した建物の解体跡地に住民が花を植える活動「一人一花」に取り組む関係者が30日、石川県七尾市で「花と復興の応援の集い」を開き、能登半島全体への展開について意見交換した。活動の参考にした「一人一花運動」を推進する福岡市の高島宗一郎市長も出席し「コミュニティー再生のきっかけとなる素晴らしい取り組みだ。一緒に能登の未来をつくりたい」とエールを送った。
跡地を憩いの場として街に彩りを添え、にぎわいを取り戻すのが目的。先行して取り組む七尾市など能登半島の自治体関係者や住民たちが集まり、連携を話し合った。5月からは、輪島市や珠洲市などでも空き地に花壇を整備する予定という。
花が植えられた、能登半島地震で被災した建物の解体跡地=30日午前、石川県七尾市