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立民、夫婦別姓法案を単独提出与野党の賛成派まとめ成立目指す

更新日時：2025年4月30日(水) PM 12:28

　立憲民主党は３０日、選択的夫婦別姓の導入に向け、民法改正案を衆院に単独提出した。夫婦は婚姻時に同姓か別姓を選ぶ。別姓の場合は併せて子どもの姓を決め、きょうだいの姓は同一にするとの内容。立民は与野党の賛成派をまとめ、今国会での成立を目指す。ただ自民党は意見が割れているほか、一部野党も慎重姿勢を示しており、成立は見通せない。

　立民の選択的夫婦別姓実現本部長を務める辻元清美代表代行は「長い期間、実現しなかった改革の一つだ。姓を強制的に決めることを続けるのか、選べるようにするのかを争点に国会で審議したい」と国会内で記者団に述べた。

　改正案は１９９６年に法制審議会（法相の諮問機関）が答申した案を踏まえた。個人の尊重と男女の対等な関係構築のため導入が必要と提起。既に婚姻している夫婦は法施行から１年以内に届け出れば、旧姓に戻せる規定も定めた。

　立民は実現に向け、国民民主など各党に協力を要請。自民の推進派でつくる議員連盟メンバーに立民案を説明し、賛同を呼びかけた。