障害のある人の外出時にヘルパーらが同行し手助けする移動支援事業で、高松市が保護者の負担軽減を図るため、就労などの事情があれば児童・生徒の登下校に通年利用できるよう要件を見直したことが30日、市への取材で分かった。識者は「年間を通じ登下校の支援が受けられることは障害児の就学保証の観点から重要だ」と評価している。
市によると、これまでは保護者の入院やけが、妊娠、介護などの事情で一時的に送迎が難しい場合のみ、月23時間を目安に許可していた。5月から通年利用できる。見直しについて市は「共働きやひとり親の世帯も増えており、保護者の負担軽減を図るため」としている。
通学に移動支援を利用できる自治体の割合