【ヤンゴン、バンコク共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)は12日、タイの首都バンコクで非公式の外相会議を開いた。ミャンマー親軍政権のティンマウンスウェ外相が2021年の軍事クーデター後、初めて対面で出席した。首脳や閣僚の主要な会議からの締め出しが続いていた。地域の安定を優先したいASEANが圧力から関与へと政策を転換した形だ。
招待はかねて対話に前向きだったタイのシーハサック副首相兼外相が主導した。シーハサック氏とASEAN議長国フィリピンのラザロ外相は会議後に記者会見し、ASEANがミャンマーに求めている暴力の即時停止を含む「5項目の合意」の重要性を強調した。
シーハサック氏は「今後の進展はミャンマーにかかっているが、再びASEANの一員として戻って来られるよう支援する」とし完全復帰について継続協議する意向を示した。
ラザロ氏は民主派指導者アウンサンスーチー氏について「健康状態は良い」と、ティンマウンスウェ氏から説明を受けたと述べた。
12日、タイの首都バンコクで開かれたASEANの非公式外相会議に出席するミャンマー親軍政権のティンマウンスウェ外相(中央)(タイ外務省提供、共同)